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第十話~竹の心~

 女友達からの遊びの誘いがとどまるところを知らず、いい加減にうざったく思い始めた堅。勢い余って山に来た。

 辺りに生える竹林の中に闇の使徒を見つけ、蹂躙する。

 死体の群れをの中に佇む堅は、帰り際、足の裏に鋭い痛みを覚える。

 何事かと確かめると、切断された竹が鋭利な刃物のようになっているではないか。

 そこではたと気づく。今の自分の心はまさにこの竹のようだ。

 激しい戦いに傷つき、疲れ、その結果無意識のうちに周囲を傷つけてしまう。

 堅は血に染まった竹を掘り起こすと、家に持ち帰り、観葉植物を入れる鉢とした。

 ささくれ立った心を癒す一輪の花、自らを戒める楔としての器、その2つが共存したシンボルである。

 そうして強き心を手にした堅。だが、彼はまだ知らない。その花を愛でる姿がまた数多の女性を虜としてしまうことを。

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