七
「柚木っ來っ冬夜っ優弥ぁ!
固まってないでなんか言ってよ!」
いつまで固まってんの?
柚木も固まるなら離してからにしてよ
「蝶姫が.....懍?
で、でも蝶姫は青い髪に青い瞳だ」
確かに私は髪も瞳も黒だけど.....
「あー....それは、んーっ
まぁ、いっか!
実を言うとカツラです。
本当の色が青。」
はい!隠れ衝撃事実ー!
いや、嘘です。忘れてた髪の色。
カラコンとカツラをとって、
本当の色をだす。
「ぅわあっ......!綺麗な青色だぁ!」
柚木、苦しいです。窒息するっ!
「皆、ごめんね?今まで言わなくて。
言いたくなかったわけじゃないの
きっと、言っても何も変わらないから
どっちでもいいかなって思ってて」
でも、どんな事でも隠しちゃ駄目だよね
「いや.....本気で吃驚したけど
懍にとって俺らが隠し事したくない
って思える存在になれてよかったよ」
さすが來ねぇっ!
どんなに子供っぽくても頼りになる。
「っ今まで...ど...うりにっしてっくれる?」
もぅ、泣いちゃったじゃん。
みんなが優しいから。
ココが暖かいから。
「「「「あぁっ(うんっ)!」」」」
それからみんなやりたい事やり始めた
柚木は私の青い髪を撫でながら私と話、
來と優弥はゲームをやって
冬夜はパソコンをいじっている。
いつもの光景。
少し違うのは私の髪が青い事。
ーーーーーありがとう、みんな