六
あの後家へ帰って着替える。
すぐに桜花の倉庫へ向かう
「來に連絡しなくちゃ、、、」
電話を掛けると、1コールで出た。
『懍か⁉何やってんだよ!早く来い。
みんな心配してたんだぞ?』
やっぱり怒ってるかぁ、、、、
着いたらみっちり叱られちゃうよ、、
「分かってる、心配してくれてありがとう。
今すぐ向かうから」
來達になら蝶姫の事言ってもいい。
今日。今日言わなくちゃ。
海龍に関わった以上隠し事はできない
桜花の倉庫に着いて
來に着いたとメールを打ち、
入ると.............
「りーーん!会いたかったよー!」
ぎゅぅっ
「きゃぁッ!柚木?危ないよ....
飛びついたりすると...ね?」
いきなり抱きついてきたのは柚木。
いっつも甘えて来て、
可愛い物が好きな私は嫌じゃない。
「だってー学校でもしたかったけど
懍を危険にさらしたくないから、
我慢してたんだよっ?」
にこにこ笑いながらいう柚木。
「おーい、またやってんのか柚木。
みんな居るからこっちでやりな?」
呆れ顔で言って来る冬夜。
「はーい!行こう?懍」
私が頷くと私の前を歩く柚木
「総長!柚木さん!こんにちわ!」
まわりから聞こえる挨拶を
かえしながら進んでいった。
「來ー冬夜ー優弥ー学校ぶり?」
幹部室に入って挨拶(?)を言う。
私の席はなぜか当然の様に柚木の膝の上。
「ねぇ、皆。大切な話が2つあるの」
私の髪を撫でていた柚木の手も
2人でゲームしていた來と優弥の手も
パソコンをいじっていた冬夜の手も
皆止まった。
「1つ目は私が海龍に関わってしまった事
まだ、何も知られていないみたい。
2つ目は私が海龍に関わってしまったから
言うの。いつか話そうと思っていたけど
アノ蝶姫は私。この事は陸にぃしか知らない」
皆さん固まっちゃったねー......
どうしよ..................