二十五
「夏休み中に喧嘩は構わない。
でも警察沙汰にすんじゃねーぞ!!」
奏の掛け声(?)がかかると、
教室からみんな出ていった。
「「夏休みー!!!!!」」
いました。ここにも馬鹿共が。
お察しの通り馬鹿副総長と阿呆関西人。
「.......うるせぇ」
煉は不機嫌だし?てかなんで??
夏休みって嬉しいもんでしょ。
「あぁ、そーゆー事。
じゃあ桜花の倉庫に来ればいい。
そうすればいつでも会える」
あ、久しぶりの冬夜だぁ。
出番少ないよねー。
(ごめんね!!冬夜!!by作者)
「チッ...」
煉、なんで舌打ち!?
てか誰に会いたいの??桜花の下っ端?
凄いね、仲間思いだねぇ!!
「懍、煉が会いたいのは
桜花の下っ端じゃないからな」
.......違うらしいです。
「えぇっ?じゃあ誰??」
「ん?それは「知らなくていい」
むぅ...なんでよ.....
私だけ仲間外れみたいじゃん!!
「おしえ「知らなくていい」
「おし「襲うぞ」
「..........。」
ケチ。煉の阿呆。馬鹿。
言葉には出せないので、
心の中で悪態をつきまくる。
來達も笑わないでよね!!!!
朱鳥と冬夜だって笑い堪えてても
肩が震えてるし!!
「柚木〜...」
フラ〜と柚木に歩みよると椅子から立った。
手を繋いで教室から出ようとした。
「懍、今日は甘えん坊だねー
嬉しいけどね、煉が怖いよ?」
「煉なんかほっといていーの!!帰ろ?」
教室を出て廊下を歩いていると
後ろからばたばたと走ってくる音が聞こえた
「「「「「りぃぃぃんーー!!!!!」」」」」
.....うるさっ
「呼ばれてるよ?」
「知らなっ!?」
知らないと言おうとすると、
後ろに引き寄せられた。
「逃げてんじゃねーよ」
気付くと煉の腕の中にいた。
「ふぇ!?なっ!!!!離してっ」
鳩尾に一発お見舞いして力が緩んだ隙に
抜け出して、柚木の後ろに逃げた。
「ってぇ.....」
うん。知ってる。
100%の力ではないけど力いれたから。
「ちょ...懍、手加減しないと...」
したもん!!!!
「ん?煉なぜうずくまってるんです?」
追いついたらしい朱鳥が聞いてきた。
それには苦笑いで返しておいたけど。
「馬鹿が殴りやがった.....」
馬鹿とはなによ...馬鹿とは.....
「へぇ、そうですか。
懍はなんで隠れてるんでしょう?」
「変態馬鹿総長から逃げるため」
「煉の事ですか.....」