十七
全員の説明と言い訳を聞いた後、
一発ずつ殴っておいた。
「なるほどね。話をまとめると、
罰ゲーム付で遊んでいたのに
優弥だけ罰ゲームをせず逃げたって事?」
別に遊びなんだから罰ゲームくらい
やればいいのに・・・
「あんな罰ゲームできるかー‼
絶ッ対イヤだ‼」
なんなの?子供?この人ら・・・
「どんな罰ゲームなの?
私にできる事ある?手伝おっか?」
気になったし、
ここまで拒否ると可哀想だったから聞いてみた
すると、優弥は真っ赤で
みんなニヤニヤしだした・・・大丈夫?
「懍には・・・言わない。」
はぃ⁇意味わかんないし。
罰ゲームくらいいいじゃん教えてくれたって
まぁ、あの手でいきますか!
「ねぇ・・いいでしょ?教えて?」
ひっさーつ!
うるうる瞳+上目遣いっっ!
これすると男は大抵お願い聞くんだって!
「「「「・・・っ‼\\\\\\」」」」
あれぇ?みんな黙っちゃったし・・
「・・・告白。」
ん?告白⁇
「は?なに言って「懍に告白しろって言われた!」
・・・・what⁇なんで私?
「あのー・・告白って好きな人にするもんでしょ?
だから優弥の好きな人にしないとね?」
優弥は不機嫌、皆は大笑い♪
って違う‼‼
「なんで笑うの⁉当り前の事言ったのに!」
そう言うと柚木が近づいて来て、
私を膝にのせた。
「懍〜怒らないで?
俺は笑ってる方が好きだよ」
いつも同じ事言ってる。
"笑ってる方が好き"って言葉。
「知ってるよー?私も柚木大好きー」
笑ってそう言うと、
柚木は頷いてから優弥を見た。
「懍、優弥のスキと俺のスキは違うんだよ」