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蝶姫  作者: 檸檬
17/35

十七




全員の説明と言い訳を聞いた後、

一発ずつ殴っておいた。



「なるほどね。話をまとめると、

罰ゲーム付で遊んでいたのに

優弥だけ罰ゲームをせず逃げたって事?」



別に遊びなんだから罰ゲームくらい

やればいいのに・・・



「あんな罰ゲームできるかー‼

絶ッ対イヤだ‼」



なんなの?子供?この人ら・・・



「どんな罰ゲームなの?

私にできる事ある?手伝おっか?」



気になったし、

ここまで拒否ると可哀想だったから聞いてみた


すると、優弥は真っ赤で

みんなニヤニヤしだした・・・大丈夫?



「懍には・・・言わない。」



はぃ⁇意味わかんないし。

罰ゲームくらいいいじゃん教えてくれたって


まぁ、あの手でいきますか!



「ねぇ・・いいでしょ?教えて?」



ひっさーつ!

うるうる瞳+上目遣いっっ!


これすると男は大抵お願い聞くんだって!



「「「「・・・っ‼\\\\\\」」」」



あれぇ?みんな黙っちゃったし・・



「・・・告白。」



ん?告白⁇



「は?なに言って「懍に告白しろって言われた!」



・・・・what⁇なんで私?



「あのー・・告白って好きな人にするもんでしょ?

だから優弥の好きな人にしないとね?」



優弥は不機嫌、皆は大笑い♪

って違う‼‼



「なんで笑うの⁉当り前の事言ったのに!」



そう言うと柚木が近づいて来て、

私を膝にのせた。



「懍〜怒らないで?

俺は笑ってる方が好きだよ」



いつも同じ事言ってる。

"笑ってる方が好き"って言葉。



「知ってるよー?私も柚木大好きー」



笑ってそう言うと、

柚木は頷いてから優弥を見た。



「懍、優弥のスキと俺のスキは違うんだよ」


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