十六
うー・・・・どうしよう・・
あれから学校も終ったけど、
倉庫へは寄らずに家へ帰った。
同盟?いきなり言われても困るよ・・
〜♪〜♪
最近よく鳴るなー
ディスプレイを確認すると、優弥だった
珍しいなぁ、優弥が電話してくるとか
「もしもし〜優弥?どうしたー?」
『懍⁉助けてくれ〜來達に殺されるー
ってギャー‼来やがった!
早く扉開けてくれ!』
「はぁ⁇家の前にいんの⁉」
玄関に行って扉を開けると、
確かに優弥がいた。
無理矢理入って来て扉を閉めていた。
「り、懍!助かったぁ・・・」
扉の向こうからは、
「おい!優弥、懍のとこに逃げるのは
卑怯だぞ!」
「開けろー!罰ゲームは絶対だー!」
「懍〜開けてよー!」
何なの?
來も冬夜も柚木も全員いるし・・・
「ちょっと優弥!なんなの?
罰ゲームってなに?」
意味わかんないし‼
人が真面目に悩んでたっていうのに!
無意識のうちに殺気がでていたのか、
優弥がびくびくしている。
「ちょ!懍サーン⁇怖ッ!
話そう!話せばわかるって‼」
話せばわかる・・・・だって?
「じゃぁ、來達からも聞こうかなぁ?
1人から聞くより情報も集まるし?」
私を怒らせるのが悪い‼
「ぃや・・・!駄目だって!」
拒絶する優弥を無視して、
扉を開けた。
すると來達が入ってきた。
「待ちなさい、來!
優弥は後でどうにでもできるでしょ?
まず・・・説明してもらおうかな?」
優弥に襲いかかる來達を止めて、
リビングへと連れて行った。
ソファーへ座らせてからキッチンへ行った
「んーと・・お茶、ジュース、紅茶、
コーヒーのどれがいい?」
大体予想はつくけど・・・
來 「俺、コーヒー!」
優弥「ジュース!」
冬夜「俺もコーヒー」
柚木「いつものやつ!」
予想的中だけどさー・・・
「柚木・・いつものって
ここファミレスじゃないんだから・・
まぁ、いいけどね。」
キッチンで準備していると優弥が来た。
「あのー・・・ごめんな?
いきなり押しかけてさ?」
そんな事きにしてたんだ?
今更なんだけど・・・
「んーん!いいよ別に?
はい!コーヒー2つとジュース!
持ってって!」
後はアレだけ、柚木のお気に入り。
チョコを溶かして、冷たい牛乳混ぜる。
コップにいれて上に生クリームをのせる!
完成ー‼
ソレをリビングに持ってく。
「はい、どーぞ。
今日は生クリーム入りだよ」
柚木に渡してから座って私も飲む。
「あれ?今日は懍もチョコのなの?」
私の飲んでいるのを見ていう柚木。
「うん。チョコ溶かしすぎちゃって
余っちゃうし」
んーそれにしても甘いなぁ・・・
結構おいしいかもっ!
なんか和むなぁ・・・・・
「ってちがーう‼和んでる場合じゃないっ
説明してってば!」
チッ・・・
舌打ちの音が聞こえた。
「誰?舌打ちしたのは。ざけんなよ?
さっさと説明しろや⁉
こっちも忙しいんだっつーの!」
ビビりまくってるよ!
こんなのが桜花の幹部でいいのか⁈
「「「「は、はいぃぃ‼」」」」
「よろしい」