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場違い感が半端無い!

何なんだコレ?

 (゜Д゜)ハァ?

  花輪から14号を東進、千葉市で16号へ入り更に南下、途中で左へ折れ126号を走り続け東金市を通過、其処から右に折れ後は海まで一本道!。

 !(≧∀≦)!


 もう直ぐ!、もう直ぐ海だ!、海岸線に沿って走る有料道路を潜り視界が開けた瞬間、俺の眼の前に拡がる景色に愕然としてしまう…

(@_@;)…


 何なんだコレは…

 (。ŏ﹏ŏ)?


 数え切れない程停まる車やバイク、駐車場に溢れる人々、ズラっと並ぶ屋台に愕然としてしまう…。

 (¯―¯٥)…


 気を取り直しバイクが停まる中に隙間を見付けRZを停める、そこに建つ巻き貝をモチーフにした展望台へ向う、勿論想像はしたよ駐車場に溢れる車と人を見て…。

 (。ŏ﹏ŏ)…


 展望台へ昇りそこから見渡せる砂浜には隙間無く人々が溢れてる、コレがTVのニュースで言ってた芋洗いって景色何だ…。

 (✽ ゜д゜ ✽)


 其処から沖合いへ視線を向けると蒼い大海原、人の多さには度肝抜かれたがヤッパリ来て良かった、潮風も潮の匂いも嬉しい、見える景色は違えど眼前には海が拡がる、コレが太平洋なんだ…、でも皆んなが此処に集まってるって訳でも無いだろうから是が普通なのかな…、若しかして他の海水浴場もこんな混み具合なのか?…。

 南北に続く海岸線、視界に入る範囲は人が溢れコレが都会何だと実感…、田舎にも海水浴場は有るが人が溢れてる事なんて無かった、何時プライベートビーチ状態で居ても数組位で粗貸し切り状態、今俺の眼の前には人が溢れる風景が拡がり、辟易してた。

 (゜o゜;!


 其処に留まれたのは10分程で直ぐに退散する事になる、子供連れの家族は未だ良いが展望デッキは高校生や大学生と社会人のカップルがイチャ着く、そんな場所に何時までも留まれる訳も無く野郎一人等余りに場違い過ぎて肩身が狭い!。

 !(。>﹏<。)!


 夕方に為れば人も減るだろうな…、東に開けた太平洋なら夕陽を見る事は出来無いから夕方は人も減るだろう、また後で来てみるか、展望台を後にしRZで海岸線沿いを南に下って行く。


 どれ位走っていただろう<御宿>おやど?、じゃ無いよな?、コレ何と読むんだ?、地図を拡げ<おんじゅく>って読むのか…、陽は未だ高く到着したばかりなのだがソロソロ引き返そうかと思う、此処も海水浴場らしいがかなりの人出、景色は良いんだけどコッチは更に若い男女の比率が高くて居心地が悪い…。

 (¯―¯٥)…


 今日の目的はRZで遠出(ツーリング)と海を見る事で目的は充分に果たしてる、さっきの展望台まで戻ってノンビリ海に来た事を感じたい。

 ソロソロ引き返すか!、Uターンし来た道を戻って行く。

 ( ´∀`)


 空が茜色に染まり暗くなる頃に展望台まで戻って来たのだが、展望台のデッキは更に状況は悪化してる…。

「カップルしか居ないじゃ無いか!」

 海岸には男女のグループが花火上げてるし、まさか夜に成ってもこんななのか?、完全に誤算だコレが都会での当たり前なのか…。

 一応デッキに昇っては見たが場違い感は昼より半端無い、此の時間だ家族連れや友人グループが居る訳も無くイチャ着くカップルばかり、夏の解放感に乗り更に先へと関係を進めたいと言った処か…、なんか周りの野郎も勿論なのだがお姉さん方の視線が更に痛い…。


「何で野郎が一人で此処に居んだよ!」って雰囲気だ、昼に来た時以上に場違い感が半端無い、今此処に居るカップル見たいなそんな縁が俺に無い事は解っているが…。

 (。ŏ﹏ŏ)…


「今度はバイクで通ってみようかな!」

 あの時・・・言葉の裏に在る意味に気付いたなら・・・。

「やめとけよ怪我したら嫁の貰い手無くなるぞ?」

 俺の発した言葉は変わったのか?

「じゃあ止めとくね!」

 驚く顔の後、暗い空の下で更に暗く為った彼女の顔…、俺の言葉が変われば彼女の顔も明るく成ったのだろうか…。


 何で此のタイミングであの事を思い出すんだ?、今なら言葉の意味も解る、あの時に此方に来る事は既に決めていた、仮に言葉の意味に気付いたとしても俺の答えは変わらんだろうな…。

 ( ̄ー ̄)


 波打ち際で(はしゃ)ぐ声も打ち上るロケット花火の音や手持ちの打ち上げ花火の音も続いてる、否、更に賑やかに為ってるのかな。

「コレじゃ堤防にごろ寝って訳にはいかないか…」

 まぁ目的の海は見れたし途中で何か食って帰るかと思った時に腹の虫が鳴く、考えてみれば寮を出た後は飲み物しか口にしてないな。

(^^ゞヘヘヘ


「それじゃ帰りますか!」

 誰に伝える訳でも無いが、自分の中で一区切り付ける様に口に出し夜道を走り出す。


 夜空には月も無いが瞬く星の数も少ない、都会とはこう言うものなんだと改めて思う、街の灯は明るく郊外に出ても人工の灯りが灯る、時々出て来ては流れ去るコンビニの灯、二十四時間人々が活動してる事を証明してる、東京から離れたとは言え流石に首都圏と言われるだけの事は在る、月明かりの下を自車のライトが照らす灯を頼りに走る事が当たり前、そう思っていた俺も然程の時間が掛からぬ内に之が当たり前の光景に為って行くんだろうな。

(。・_・。)


 来る時と違い126号線は空いてる、気持ち良くスロットルを開け仮初の我が家に帰る為に進んで行く、今は自分で決めた者に成る為の助走区間、其処に向かう事だけを考えよう、一つずつ叶えて行く夢の一つ目が上京して夢の足掛かりを作る事、その次は此のRZ、何時か手に入れようと思い手に入れた、次は何時仕事の募集が掛かっても良いように整備出来る住む場所、その後に仕事に使える相棒(バイク)って順番だな、今の所は順調に進んでるそれで十分だ。


 そして半年程が過ぎ正月も過ぎて関東の冬空の下、工場内の作業や寒空の屋外作業での加工や組立作業など少しずつ一人で行う仕事も増えた、定期的に職業案内の雑誌を見るが今の所募集が掲載される事も無く時間は過ぎて行く、募集が掛かってもその準備が出来て無い俺には都合は良かったのだが…。

(´ε`;)ウーン…


未だ助走区間!

(≧∇≦)b

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