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sorato  作者: かわちや
3/3

本気モード突入。

ほのぼのです、あっという間に2年生になります。

不安だ。。。






堪らなく不安だったこの1日。。。

翼は本当に大丈夫だろうか…

またあの先輩達と睨み合いっこしてないだろうか…







はぁ。

病院行って大人しく自宅待機してるけど。。。

こっち(気持ち)の方は全然騒いでるんだよぉ。。。




[はぁ。。。]







夢、

翼と誓った。




[[何が何でも甲子園に行く。]]


またちょっと伸びちゃったな。。。

あの時は俺が悪かったのかな。。。

ムキになり過ぎたのはホントだけど。。。




翼も少しは俺の気持ち考えて行動して貰いたい。

まぁ、おばさんとおじさんが相変わらずアメリカで野球関係の仕事しててなかなか帰れない淋しさからもあるから…毎回少しは多めに見てやろうとは思うけど。。。



ちょっと最近、

甘えかせ過ぎたかな。。。

反省反省。。。

って何で俺が反省しなくちゃいけないんだ?



ん?

俺は翼の親代わりかよ…たく…。。。

どうせ今も一人拗ねて物に当たってそうだし。



















ちょっとリハビリ代わりに行って来るか…いつもの場所に。






ピンポ―――ン。






客?

最近、勧誘が多いんだよなあ。。。

特に休みの時、はっきり言って困る。。。






[虚与――――?翼君が来てくれたわよぉ――――?部屋にお通しするわねぇ――――。]




ゲ。翼…。。。






なんか今は顔、合わせにくいかも。。。






ガラガラ…

さっき開けたドアをまた閉めた。






ガラガラ…






[!]




[何で閉めんだよ…クソ…。]




[あ。。。ごめん。。。]






[部屋、入ってい…?]






何か翼、後ろに何か大きなもの隠してる…

なんだろう…。

翼の顔ツンでってる(笑)。






[どうぞ。]




ガラガラ…







[適当に座って?荷物も。]




[お前はベットに座れ、俺はこの椅子に座らせて貰う…前に…これ…邪魔だから、どっか適当に飾っといてくれる?]






わお…。

凄い…。

何て凄い花なんだ。。。




















ってかきっとこれ5000円くらいするよ?こんなに束ねたら、だんだん1つ1つずつ薔薇のはりが落ちちゃうよ…






[凄いね。翼、まさか盗んできたんじゃないよね。]




[そう、思ってれば。]






[あはははは。冗談だよ、翼ありがとう。お袋に頼んで花瓶に入れて貰うよ。]






[お、おう…虚与…後…悪かったな…]






[え?何が?]






[いや。別に…何でもねぇよバーカ。虚与の馬鹿野郎!怪我が完治次第また直ぐにトレーニング開始だかんな、休んどいた分覚悟しとけよぉ?俺が特別プランを立てといたからな、しかも徹夜で。]







[なら、勉強に使ってよその時間。。。]






[な、なんだよテメェッ!!人様に心配かけやがってッちょっと足捻ったくらいで、]






[で?]






[何でも…ねぇ…よ…]






[今日は変だね翼]






[な、何言ってやがるッだからテメェが怪我をッ!!]




















[怪我をしたから?]




[一生怪我してろ。]




[それじゃあ夢、叶えられないじゃん]






俺は意地悪してるって分かっておいてまた苦笑した。






すると翼は顔事、他所へ頬杖付いて向けながらこう言った。






[ンなら、俺が連れてってやるっつってんだろうが…もし、俺じゃなくて虚与が野球出来ねぇ身体になっちまったらの話だかんな…。出来るまでとことん最期までやって貰うぜ。]






[はいはい、分かりましたよ。将来、おばさん達の仕事の中心で投げるんだよね。ボール]




[俺様の夢、分かってんじゃねぇかよ。流石俺様の相棒だぜな、虚与]







[はいはい]

















そして、僕達は…










草取り、

練習、

部活の練習後の独自トレーニング。









繰り返して、

繰り返して

繰り返して、















































ワンッワンッワンッ

ワンッワンッ






[あ、来る。]






ガラガラ…






[よ、虚与。朝飯食ったんなら約束通り今日からこっから学校まで走ってくぞ!♪]







[ノリノリだね。翼、何かあったの?]







[んー?別に。♪]










僕達は今日から2年生になる。

2年生、もうレギュラー勝ち取っても良い年だよな…。







3年の先輩とかにもし恨まれたって関係ない、僕達は僕達の野球をやればいい。




そして、同じ高校から推薦を二人分受けるんだ。夢にもあるけど、少しでも好きなスポーツで親に楽させたいからね。うるさい弟も何れは高校生になるんだから。











ってか今までの1年は身体作りで、2年からは本当に死ぬ気で取りに行かなきゃ、行かないとあっという間に時間だけが過ぎてゆく…っ。









彼の夢の欠片が何処かへ行ってしまう…









キーンコーンカーンコーン…







[起立、礼]






ガラガラッ!!






[ちょっと待ったアアアァァァァァッ!!!!!!]







ビ、ビク――――ッ!!







[ありがとうございました―――――ッ!!!!!!]






[あ、ありがとうございましたー…]













[は、走って来たア?!A小方面まだ先の向こうから此処までを3往復!?!!]






[あ、は、はい…すみません先生驚かせてしまって…ホームルーム遅れてしまって…]







メガネを掛け優しいクールと評判の高い2年1組の担任の先生。

即ち、俺と翼はやっと念願のクラスメートになった。






[ちゃんと水分を十分に取ったのか!?怪我はしていないのか!?]













[は、はい。水分も十分に取りましたし、怪我もありません。心配掛けてすみません田仲先生]




本当に優しい先生なんだな。

翼に見習って欲しいよ。






クラスメートになったのは嬉しさ大変さ半分半分だよ。ホント。




[じゃあ、とりあえずそのジャージ姿では授業受けさせないから制服に着替えて来なさい]






[はい]






[後、次の時間委員会と係決めるからこの黒板に書かれている中のみから一つ考えときなさい。多数居たら話し合いかじゃんけんだからね]




[特に大事な報告はそれだけだ。]







[ありがとうございました…]






ガラガラ…









[さっさと着替えに行こうぜ虚与]




[うん…]





























キーンコーンカーンコーン…






[起立、礼]






[お願いしまーす]




[着席]




ガタガタ…ッ







[じゃあ、この列からやりたいものに名前を書いていってくれ。二人以上居たら話し合いかじゃんけんで決めて貰うからな]






















―数分後






[それじゃあ、全員名前書いたな。学級委員居ないじゃないかア、積極性を持たないと高校じゃあやっていけないぞぉ?勉強力、精神的なものを鍛いあげるのが学校だからな。誰かやるヤツ居ないのかア?高校から必ず一つは推薦されやすくなるぞぉー]













ガタ…






[じゃあ、僕がやります]






[!虚与テメッ]






ガタッ






[やりますよ、上からの推薦率が高くなるんだったらね]







[じゃあ俺もッ!!]






[学級委員は二人も要らないよ。なら、そのやる気を君にはとりあえず保健委員に務めて貰うかな]







[な…っ!]
















キーンコーンカーンコーン…






[起立、礼]




[ありがとうございましたー]







先生が教室を出た後…







ガタッ

ガタタタタタッ






[虚与テメッ!テメェが学級委員になっちまったら部活練習が削られるじゃねぇかッ!!テメッ、分かって決めやがったな!?ああ!?]






[だって、1年の時に係だったからさ。せめてこの後の2年間は学級委員を一番優先に委員をやらないと、ホントに成績面からしては推薦の話は来ないと思うって思ったら手が挙げられずには居られなくなっちゃって]







休憩時間の教室、クラスメート達も外に居る生徒達も二人の会話の内容がどうやら気になるらしい。


一応喧嘩もしないで欲しいとも心配はしている。







珍しく虚与が翼に壁の方に押し付けられている光景だ。






この後、翼が怒鳴り上げると皆思ったが?






[そ、それもそうだよな…最終目的高のZ高からの推薦が来たらもう当分焦らなくても良いし、試験受けて合格入学より推薦の方が断然勉強面の方でも眼ェ付けられるしな。]















[だよね。納得?だから、トレーニング…身体鍛えるのと勉強と精神力身体と心が機能する全ての能力全面をこの中学残り早い2年強化しなきゃいけないんだ。此処までの意味、分かったかな?翼]







[お、おう…。流石俺の相棒だぜ…。考え方と言葉の表現力が違い過ぎるぜ…]







(((いや…二人共、ルックスも言葉の表現力、身体心全ての機能が中学2年生じゃないんですけど。漫画みたくのキャラクターにみえるんだけど男子だけの気のせいですか!)))と、クラスメートの男子達。









(((格好良い…。ってゆーか…もうこの町に居る男子全員の中でこの二人にしか男の人っていう見方が出来る…)))

ご感想、宜しくお願いします。楽しみに待っています。

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