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顕現 星の獣Ⅰ
少々つまらない慟哭が果てたようだが
まぁいいか
もっと私を楽しませてくれるのならそれが本望というものよね
お行きなさいな『ディアフェネク』
終焉の夢歌でその悲しみを満たしなさい
命の歓びと苦しみをウタエ
死と断絶の嘆きを満たし
夢の鎖で心を縛り付けるがいい
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『魔術師』の本を回収した二人の前に突如なにかが顕れる
エルミナ「…あれを呼び出すなんてあの方一体何を考えているんですか」
エルミナは呆れかえっている
ルミナ「だから案外あの女神何も考えてないだけかもよ」
エルミナ「いやこれもきっとあの方が何か考えがあってのことでしょう
見てくださいあの魔星獣の中に『女帝』の本の気配がします」
ルミナ「『女帝ディアフェネク』とか全く…それじゃああの子を出すしかないじゃないの」
ルミナは『ラスト・ドリーマー』を開き詠唱を始めた