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プロローグ
私、葵涼香は異世界や能力に憧れている。
高校2年生の私は無論友達にはこの事を言えずに学校生活という名の面白くない日々を送っている。そんな面白くない日々を支えているのは、異世界ものの小説であり毎日の疲れを癒すものとなっている。今日も私は小説を開いた。この小説の主人公の令嬢リーグリア・ノアは、チート級の能力を持っていて誰にも負けないのだ…この主人公こそが私の憧れ。
もし異世界に転生できるならこの令嬢に転生したいと何度思ったことか…と友達にバカにされそうなことを考えながら読んでいるといつの間にか彼女は光に包まれて、深い眠りへとついた。