表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/4

001 ある日の夕方

サバイバル団地!! 日本が異世界と繋がったけど団地住みの俺まじハードモードorz



日本と異世界が繋がった。魔法と科学の融合により日本は大躍進を…… なんて、ど田舎団地住みの俺には関係ないと思っていた ※いつものうちの作品※



以前からアップしていたネタだけの話で、誰か書いてくれないかなーと期待したけど誰も書いてくれなかったから自分でさわりだけ書いた。

だれか長編で書いてくれないかなー……

『アルファポリス タイトルとあらすじだけの物語』で検索すると多分でます。




001 ある日の夕方



 日本各地で謎の生物やら本物ケモ耳人間やら耳長人間やらがワシャワシャと現れ始めた。

 

 それはいわゆる心霊スポット、パワースポットと呼ばれる場所が時折空間の歪みを生み出し、僅かな間異世界と繋がるせいだった。

 

 すわ未知の菌やウイルスによるパンデミック発生か? と思われたが、その様な事は起こらなかった。

 


 異世界から迷い込んだ「ホモ系」達とも友好条約を結び、様々な情報交換を行なっている。

 

 病気の問題は起こらなかったが、しかし、もっと厄介な問題があった。


 そう、「モンスター」である。


 ドラゴンやギガントのような大型種はそもそもゲートを通る事ができないが確認されている最も大きな「オーガ種」はヒグマとほぼ同じ体格に同じ戦闘能力、それに加えて多少頭も良いので、なかなか厄介な害獣である。

 また、小型の「ゴブリン種」は繁殖能力が高く、見つけたらすぐに通報するように呼びかけられている。

 脅威も多いが、異世界からもたらされた魔法技術によって日本はさらなる躍進を……

 

 ーーーー

 

 そんな異世界と日本の話はともかくとして、現在団地がスカスカである。

 

 団地建設と大量入居は一種の流行りの様なものだったし、少子高齢化によって空き部屋が増えた。

 地方自治団体はこれを外国人向けに解放して、一部治安が悪くなってしまったりもしているが、しかしそれでもまだ空き部屋がある。

 

 俺が住んでいる団地もまた、そういうところだった。


 海の近くで眺めは良いけど潮風まじぱないし、この団地で錆にまみれていないドアは無いし、湿気で痛んでいない木造部分も存在しない。

 オーシャンビューをウリに建ててこのザマである。

 見切り発車しちゃう建設ラッシュって凄かったんだな。


 とはいえ、とにかく遠くへ、そして、家賃にお金を掛けずに生活したいという俺の希望は叶っている。

 室内がボロボロ過ぎて、自室の中でテント暮らしという不思議な事をしているけれど、不便は無い。


 ベランダで作る焼肉めちゃうまい。

 海を見ながら晩酌サイコーです。

 

 世の中異世界だなんだと騒がしい事だ。

 そう思いながら、ゆるゆると日々を過ごしていた。

 

 

 □

 

 ある日の夕方、下の階から悲鳴が聞こえてきた。あと、何か外国語。

 

 おそらく下の階に住んでいるブラジル人のお姉さんだろう。めっちゃ美人でプリンプリンのスタイルです。

 

 俺は自衛用の釘バットを片手に部屋を飛び出し、階段を駆け下りた。

 下の階の廊下には、ブラジル人のお姉さん、そして、緑色の……

 

「ゴブリン?」



 

 

 □

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ