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40.転校

「え?帝さんが何故ここに??」

「今日付けで転校して来たんだよ。紗代ちゃんにまた会えるとは思ってなかったんだけど、ピアノの音に誘われて来てみたら…ね」


黒い髪、黒い瞳はそのままで、この学校の制服である黒い学ランを着た姿はまさに≪優等生≫・≪秀才≫という言葉がピッタリ。

何気にある紗代の面食いと、ひそかにある制服フェチが思わぬ相乗効果を伴い、紗代の中で帝の株は上がりっぱなしである。

まぁ本人にその自覚はないのですが…。


「へぇ〜偶然〜!何クラスなんですか?」

「Aクラスだよ」

「Aかぁ〜」

「紗代ちゃんは?」

「私はCクラスですよ」

「そっかぁ〜、じゃぁ授業が被ることはないんだね、残念」


本当に残念そうに…というよりは切なそうにそういう帝の姿に紗代がポーっとなってしまうのも仕方のない事なのかもしれない。


「そういえば紗代ちゃん、ピアノ初めて長いの?」

「ピアノ?んー幼稚園に入った時にはやってたから、2年と6年と3年と2年で…今年が13年目になるかな」


両親の『女の子は楽器の一つでも弾けた方がいい!』とかいう偏見から習い始めたピアノだが、先生とウマが合うこともあり辞めたいと思ったことはない。


「結構長いねー」

「確かに長いかな」

「他にどんな曲弾けるの?」

「そんな難しい曲じゃなきゃ楽譜見れば弾けるよー」

「へぇ〜じゃぁモーツァルトの…」


帝も小さい頃から8年ほどピアノを習ったという事もあり、話は予想以上に弾んだ。

ピアノの事、曲のこと。

ピアノを辞めた習い始めたというバイオリンの事など。

夢中で話し込んでいると、気付くと予鈴のチャイムがなり慌ててピアノを片付けて教室を飛び出す。

帝は転校生というだけあって1回職員室に行くとの事で職員室の場所を簡単に説明するとお互いに「またね」と言って別れる。

だから紗代は知らない。


「藤枝紗代――か。楽しくなりそ」


そういって北条帝が黒い笑みを浮かべたことを。


これで40話目。

…長かったなぁ…とは余り思わなかったのですが…。

一話が短いからですかね?


そういえば作者はピアノを8年やってました!

――嫌いだったこともあってヘタレですけど。。。

楽譜見ても弾けません(^_^;)

音を聞いてからなら楽譜見て猛練習すればなんとか弾ける…って感じです。

バイオリンは経験ないです。。。

ちょっと触ってみたいんですけど…機会がなくて全く…。

・・・ですのであんまり音楽には触れない予定です。

もしあんまり触れてない中でも間違いがありましたら

ご指摘お願いいたします。


北条帝、出てきましたねー。

覚えてない人は遊園地に行ってた辺りを再度覗いてみてください。

この人がどんな人かもそのうち触れていきます。

さて、帝が出てきたって事はもう一人も…と思ったあなた!

次はその人の話題に触れる予定です♪

ではでは、また今度。

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