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未来

作者: 中村秋月

そこにいる君

どこへゆくのだ

そうやって

涙をためて うつむいて

君は何をしてきたというのだ

のぞんだ道であり

選んだ道なのだ

平たんではなかったが

くねってもいなかった

若い君は常に遠くを見ていた

遠くをみようとしていたのかもしれない

それが今の君だ

あの頃の君は 今の君を思っていた

どうだろう

どうだろう

その涙は何故だろう

期待と違ったからでる

くやし涙なのだろうか

描いてきた情景は

美しい 平凡だけれど君だけのものだ

今の君も先の君を思うのだろう

先の君も やはりくやし涙しているのだろうか

つまりはだ。

今を生きると徹する方が

涙などでないのではなかろうか

いかに難しいか

君はよく知っているだろう

つまりはだ。

わかっていてもできないことが多いのだ

君はどこへゆくのだ

そうやって息をして そうやって光をかんじて

どこへゆくのだ

考えてもしかたがない道のりを

どうしようとやってゆくのだ

そんなことを思うヒマもないナニカに

とりつかれたいと願いつつ

生きてゆくのだ

つまりはだ。

運命にまかせるということだ

ほら だれかがいったろう

確かイヤなやつだった

流れにまかせるって

そんな無責任な、と君は思うだろう

だが、しかし

君にいちばん必要な

つまりはだ。

どこへゆくかを知っているとすれば

それは 流れ なのだ

運命とは命を運ぶ 流れ にすぎない

君はそこへたどりつくはずだ

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