第21話 疑惑
皆さんこんにちは朧月です♪(改名しますたw)
大変長らくお待たせしたにも関わらず、今回はかなり短めに…泣
完全なる躓き状態です…
私はこの状況から抜け出せるのか……
これからも精一杯頑張ります泣
それでは、前置きはここらへんで…
(ご感想やご意見お待ちしてま!w
辺りは暗闇に包まれ、夜という闇がそれを支配する。
月明かりと焚火の灯りが照らすとある森の一角で、彼等は小さな寝息を立てる彼女を不安に彩られた目で見ていた。
……キメラが死んだ後、『金狐』は力なく地に伏した。
まるでそれが合図だったかの様に、『九本』の尾が一瞬にして『二本』になり体格も一回り程小さくなる。
そう、それはまさに……ウルなのであった。
彼等は一瞬同様を見せたが、今はそんな場合ではないと無理矢理自らに言い聞かせ━もしかしたら今見たものは夢なのではないか、幻でも見ていたのかも知れないではないか、とそう思っていなければ冷静になれなかっただろう━安全地帯を確保すべく、ウルを抱え素早くその場から離れた。
これ以上あの場にいれば、肉の焼けた匂いに誘われて魔物が戻ってくる可能性があるからだ……というのは建前であり、本当は皆、あの場で起きた出来事が信じられず、残った証拠から改めて現実を理解したくなかったのだろう。
一瞬、ウルが騙していたのか?という言葉が、誰かの頭を過る。
だが、そんな筈はないと、すぐにそんな思考を振り払った。
例え騙していたとしたならば、何故、命を掛けてまでレオンを守ったのか。
それが、答えなのではないかと、『誰もがそう願った』