気持ち
彼とのメールが始まった。
毎日毎日朝から晩まで一日中。
もちろん授業中も。
それから数週間後、遊びに行こうってなって、初めて遊んだ。
大阪駅ホームで待ち合わせ。
私は彼の顔見たコトあるケド、彼は写メの私しか知らない。
気付いてもらえなかったら帰ろう。
そう思って行ったのに、あっさりとわかってくれた。
俗に言う、初デート。
だけどお互い高校生だからそんなにお金もナイ。
結局、ショッピングビルの人気のナイ階段に座ってお喋り。
滅多に人通らないし、二人きりの空間。
初めて彼と遊んだのに初めてキスした。
「遊び慣れてるなぁ」
これが私の第一印象でした。
でもなぜだか、悪い気はしなかった。
それからは…
ユースの練習見に行った帰りは一緒に帰るし、
週1回ある、練習がオフの日は遊んでた。
私が、同じユースの男の子を紹介して欲しいって言った時も、
快く紹介してくれて…
逆に、これは付き合ったりとかはナイな。
って確信に変わってた。
だけど変わっていたのはそれだけじゃなかった…。
変わったのは私の心。
彼に惚れてしまっていた。
彼には彼女がいたと思う。
未だに本当のところはわからないケド…
遊びに行く時は絶対に手を繋いで歩いてた。もちろん、付き合ってるワケじゃないけど、それが当たり前になってた。
もちろんキスもいっぱいした。プリクラ機の中、階段など人気のナイ所はもちろん、駅のホームとかでも。
でも全然恥ずかしいとか思わなかった。
好きだって気付いてカラは、一緒に居てくれるだけで幸せだったし、嬉しかった。
相変わらず、ほぼ毎日のメールも続いてた。