Death ~4DooR S~
もし、目が覚めたとき、知らない部屋にいたら、あなたはどうしますか?
あまり怖くないとおもうので、ホラーが苦手な方でも大丈夫です。
頭が…、頭が痛い。
腕の筋肉が痛い。筋肉痛かな。
目が、開かない。
なんで?
「…ここ。どこ?」
目を覚ますと、私は知らない部屋にいた。
まるで、脱出ゲームの始まりのような状態に、私はたたされていた。
監禁されているわけでもなさそうだ。
「…脱出するか。」
何気なく、ゲーム感覚で、部屋の使えそうなものをゲットしていく。
…そういえば、私って誰なんだろう。
部屋にある鏡を見る限り、私が女であるというのはわかっている。ただ、名前が思い出せない。なにをしていたのかも。
「私は誰だ。」
色々な部品をくっつけながら、私は問う。
…誰に。
なぜだか自分は落ち着いている。
記憶を失くしているというのに。
「何で私、こんなに落ち着いているんだ。」
わからないことが多すぎだ。
部品をしまい、ほかに使えるものを探す。
「あ。鍵。」
鍵を発見する。
どこの鍵だろうと、私は棚からなにからなにまでの鍵穴に鍵をさした。どれもまわらない。
ドアの鍵か?
ドアの鍵穴に差し込む。
「あ。入った。」
そして、私は部屋をでた。
『脱出成功』
あ。思い出した。
私、ネットに閉じ込められてたんだ。
脱出ゲームで脱出したら、現実から脱出してたんだ。
「じゃあ、今度は私がネットの世界から脱出して、君が現実の世界から脱出するのかな?」
僕の名前は、天野祐樹。
『脱出…成功。』
僕は、ニヤリと笑いパソコンの電源を切った。
読んでいただき、アリガトウございます。
嬉しいです。
今回は、久しぶりに、ホラーに挑戦してみました。
…やっぱり、難しい。
ですが、書いてて楽しかったりします!
感想、評価いただけると、作者飛び上がって喜びます!
最後に…、あなたも脱出ゲームには、気をつけて…。