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精神病院の中

「入院ですか?」

「はい」

「入院は、ちょっと」ぼくがそういうと、精神科医が立ち上がって、「わたしは、そう思いませんよ」

という。そこへ、精神病院のスタッフが、十人ぐらい寄ってきて、ぼくの身体をかつぎあげた。そして、ぼくは、強制入院の身となり、閉鎖病棟へ連れて行かれた。


ナースステーションの中で、ぼくは、身ぐるみはがされて、病衣に無理やり着替えさせられた。それから、閉鎖病棟へ、ぽんとつっこまれた。中へ入ると見かけからして、おかしい人間ばかりいた。


その中のひとりが、話しかけてきた。車椅子に乗った、女の患者だった。彼女はいった。

「あの、私を、性的対象に見られても困りますから。」完全にいっちゃてる患者だ。他の患者も話しかけてきた。「のどが乾いたら、ここにお茶があるから」完全にイカれていると、ぼくは、嫌になった。こんな連中と、しばらく一緒にいるのかと思うとうんざりしてきた。

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