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神様になった  作者: 小原河童
破壊神編
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破壊神の仕事・13

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!

「病気の治療は内緒ですよ」と、ルイネが言いエイニーモ商店を後にした。

「あっ失敗でした。

昼食時ですが、美味しい店を聞きそびれましたね」と、ルイネが言い出した。

「あのルイネ様に申し上げます。

今日の昼は一流のレストランも良いのですが、気取らずに入れるレストランをお願いしたいと思います」と、アニタが言い出した。


オリビアは、私もアニタさんと同じですからルイネ様、何処か街中の屋台でも構いませんと、オリビアが言うのを聞いたアニタが喜んだ。


それなら、ダウンタウンに近い場所柄ですから少し歩くと市場が在ると思いますから、食事を兼ねて行ってみましょうと、言うルイネの提案に賛成し転移ではなく、ヨウコさんの結界に入り街の様子を見学しながら歩き出した。


上空で見た箱型の物は、ルーノンでは馬車に当たるものだと皆が思い至り、注意してみていると荷物を積んでいる物もいるし、ただの馬車のように人を運ぶだけの物もあった。

馬などの動物が関わっていないのでルイネは魔法で動くのかと思っていると、日神様が(あれは自動車という物で、ルイネが想像した通りで人も物も載せて運ぶことが出来るものだよ。

ただし、動力源は特殊なもので、こればっかりは買って帰ってもルーノンでは使えないよ。

それからもう一つは、すでに買った物は仕方ないけど、なま物はルーノンには持ち込めないから、注意するのを忘れていたから、申し訳ないね)と、日神様の声が聞こえてきた。


(それは本当に残念ですが仕方ありませんね。

それで、理由をお聞きしても宜しいでしょうか)

(それはね、農産物や海産物のなま物を持ち込むと、それ等に付着する病原菌がルーノンの人や動物や植物に良くない病気が流行るからなんだ。

人の場合だと流行病と言えば分かると思うけど)

(良くわかりました、日神様ありがとうございます。

ところで、今持っている物は捨てさせましょうか)

(ルイネには申し訳ないが、出来れば今持っている物を捨ててくれると助かるよ)

(分かりました日神様、知らぬ間に大事になるところでした。

ありがとうございます)

「たった今、日神様から注意がありまして、こちらの世界でお土産で買ったなま物ですが、ルーノンに持ち帰ることが出来ないそうですから、今から廃棄します」


アニタもオリビアも今の話を聞いて驚いた。


廃棄場所はあの燃えている大陸にしましょうか。

ルイネ様それは一体どういうことでしょうかと、ヨウコさんが珍しく聞いてきた。

それはですね、この前の簡単に燃やして帰ったときと違い、異世界からのなま物をルーノンに持ち込むと、ルーノンに住む人や動植物に場合によると新たな流行病が発生するということです。

所謂防疫措置とでも言えばよく分かるかもしれませんね。

人の場合は未だ言葉で症状を訴え理解できますが、薬の開発にはそれなりに長い時間が掛かりますが、運良く開発できてもその間に多くに人が死ぬでしょう。


植物の場合はある時突然枯れはじめ、それが世界中に広がると非常に困りますからね。

それに、変な植物がルーノンで増えても困りますからね。

と、こんな所でしょうかと、言うルイネの話にアニタもオリビアも納得してくれた。


「それなら昼食よりも先ずは焼却処分を優先しましょう」と、アニタが言い出し、アドンリナ大陸へ転移した。


あのルイネ様、なま物と言われると魚介は分かるのですが、ポウもでしょうかと、聞くオリビアにポウの実も焼きます。

ジュースはそのまま持っていても問題はないですからね。

ルイネの説明を聞きアニタもオリビアもアイテムボックスから取り出す魚介にポウを始めとしたフルーツは、直ぐに燃え焼ける良い匂いもしなかった。

ルイネは心配になってイカせんべいも焼いた。


次は少し遅くなりましたが昼食にしましょうと、ルイネが言い転移して、ダウンタウンの市場付近に転移した。

何か美味しそうな匂いがしてきますと、言うアニタが先導して匂いの元に行くと、屋台で太ったオジサンがパスタを売っていた。


「パスタが美味しそうですね。

店主、ここで買ってパスタを食べても良いのですが、何処かあなたのお勧めの店を紹介してくれませんか」と、言うルイネを馬鹿にしてみていたが仕立ての良い服を見て考え直し、「それならあそこが旨いぞ。

俺のお勧めはクリームパスタだ」と、いい笑顔で教えてくれた。


「ありがとうございます。

これは情報料ですから、あなたの屋台で私達がパスタを買ったと思って受け取ってください」と、ルイネが言い1万ビンの札一枚を出した。

「おいおい、これは大金じゃないか。

俺が作るパスタはそんなにゃしねぇぞ」と、驚きルイネから渡された札を返そうとする屋台の主を無視して、屋台の主が勧めて斜向かいに在るレストラン、ツークトスに入った。


表と室内は大きく違い、大小のテーブルは全て客がついて、人気のほどが良くわかった。

ルイネ達が戸惑っていると、ヨウコさんが奥の方へ歩いていき、そのヨウコさんを見ていると、ルイネたちの方に向き返り素晴らしい笑顔で手を振り始めた。


「ルイネお嬢様席が確保できました。

今から案内してもらいますから」と、言い仕事人の年増の小太りな女性の案内で角のテーブルに付けた。

人数分の水をすぐに給仕してその女性が、「ご注文が決まりましたらこれを押してください。

係の者が伺いますから」と、説明してくれたが、ルイネはクリームパスタをお願いしますと、言うと私もそれで、私もと直ぐに注文が決まった。


「こちらのレストランのクリームパスタがお勧めだと、向かいの屋台のおじさんに聞きましたから」と話すアニタに、「あらぁ、嬉しいこと言ってくれるじゃないの。

じゃ、サービスしなくちゃね」と、笑顔で喜んで厨房に引き返した。


「アニタさんとオリビアさんの希望を叶えることが出来なかったですね。

まぁ、今日が最後じゃないですからね」と、言うルイネに、「いいえ、このレストランは十分希望に叶ったものです。

その知らない世界で、食事中に色々世話をしてもらうのが、なんだか場違いなように感じましたから、今日は安心て食べられそうです」と、アニタが話した。


それは私も同じですと、オリビアも言い出すから、大貴族の令嬢でも気を使うのかと思うと少し面白かった。


待ち時間を使ってルイネが説明をした。

「良く聞いてくださいね。

先程のなま物を焼却処分についてですが、私は少しだけナルディ市で発生した流行病の事を知っています。

その対処にルリ様がどれだけ労力を割かれたのかもです。

運良くルリ様がナルディ市にいらっしゃったから、大事にもならなかったし、直ぐに流行病は終息したのです。

アニタにも未だ話していないと思いますが、詳しくは今話しませんが、アン班長はとっても優秀な治癒士ですが、ナルディ市で流行った青班病については何も知りませんでした。

ルリ様のお陰で大事、例えばよその領や国中に蔓延することが防がれたのです。

それで、お土産は絶対に加工品以外は買わないようにしてほしいのです。

また焼却するのは時間の無駄ですしね。

チレント領が原因不明の病気が蔓延して、作物が枯れるとか動物が死ぬのは、オリビアさんも困りますし、ルチェさんもチレント領の食料を当てにしている各国も国内の領主もです。

軽く考えて良い事ではありませんからと、話していると、青年と先程の女性がクリームパスタを持ってきた。


セットの野菜サラダと、「こっちはサービスよ」と、微笑む女性が赤色をしたジュースを用意してくれた。

「これはうち特製のトマトジュースよ。

美味しいから是非飲んでみて」と、言い給仕して下がった。


さぁ、熱いうちにいただきましょうと、言うルイネの話で食べ始めた。

遺産でよく食べるパスタなのだが、クリーム色をしているが、クリームだけでは、ただくどくなるだけでこのコッテリとしたコクは出ないとルイネは感じ、鳥の卵が使われている事を知り驚いた。

知らず知らずのうちにルイネはルリの影響で舌が肥えていた。


アニタもクリームパスタが美味しいと言い、トマトジュースを飲んで驚いていた。

これをお土産に買いたいと。

オリビアはアニタが興味を持ったトマトジュースを一口飲んで、これはクリームパスタによく合いますと、感想を話してくれた。

(そう言えば神様、この世界からでも転移を使うと神界に在る私の部屋へ行くことが出来ますか)

(ルイネ、そなたは本当に可愛い。

勿論神界に在るルイネの部屋に行くことは普通にできますよ)

(やはりそうなのですよね。

この世界へ来る時に馴染みの神様に教えてもらっていなかったので、無理なのかと思っていました)

(そうじゃったな、わしの言い方が悪くルイネに少し誤解を与えてしまったようじゃ。

すまんかったのう)と、馴染みの神様の声が聞こえてきた。


ルイネが食後は神界の部屋でお茶にすると言うので、直ぐにレストランを出た。

出ると直ぐに転移して神界のルイネの部屋でお茶にした。


そう言えばオリビアは使徒になった時以来ですね。

ここが私の部屋ですと、ルイネが言う空間は、今日は明るい無色の光が射している。

テーブルと椅子を出すとヨウコさんが直ぐに準備してくれた。

ほんのチョットでも面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価を、下にある☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにして下さると、河童が大喜びします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

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