隠密戦隊へ吉報
みんなぁ~!!
今日も来てくれたありがとうぉ~♪
楽しんでってねぇ~!
明日はコロン邸の女性使用人の健康診断の回になります。
この世界の性奴隷の一端が分かると思います。
隠密戦隊を訓練する教官と宰相イーゴルを石にして神界に置いてきたルイネ達は昼食までの僅かな時間を談話室で寛いでいた。
今朝は教官とイーゴルをコロンの邸の地下牢へ入れる心算でしたが、あそこにはまだ一人デクスター・キドリンが残っていますから、カリック王国の事が知れると良くないと思い神界の部屋に置いてきました。
昼食後はコロンの邸へ行き、隠密戦隊を神界に連れて行きましょう。
そこでルネに石を元に戻してもらいましょう。
その時にヨウコさんには、教官の自由は奪ってもらいます。
その方が面白いと思ますから、その後は皆で自由都市国家連合に行き餌やりですね。
美味しく料理を食べたいでしょうから、カリック王国からは連れて行かない方が良いでしょうと、ルイネが予定を話した。
昼食後寛いでいる時にルイネはコロンの邸の使用人の健康診断がまだ終わっていない事を思い出した。
「そうでした、コロンの邸の使用人の健康診断が残っていますね。
神界に置いている石は急ぎませんから、昼からは健康診断を先にしましょう。
ヨウコさんもルネも頼みますねと、言うルイネに、お任せくださいと言いルイネに向けて微笑んでいる。
今から行くとコロンに知らせましょうと、言いその次は3人で庭に出て、転移してコロンの邸の庭にやって来た。
玄関の戸を叩くと中からエリカがいい笑顔と共に出て来た。
「ルイネお嬢様ヨウコさんにルネさんも良くいらっしゃいました。
コロン様が談話室でお待ちですから、さぁお入りください」
今日は健康診断に来ましたが、その前に此処へ隠密戦隊の隊員を全員集めてくれますかと、言うルイネにエリカは何事がはじまるのかと緊張した。
談話室に入るとコロンがいい笑顔で待っていた。
「ルイネお嬢様良くおいでくださいました。
健康診断は私が受けた物と違うのでしょうか。
健康診断の後から隠密戦闘員の皆が急に明るくなり、それに何と言うか今では、私の古くからの仕事仲間の様に感じられますから」と、言いコロンが喜ぶからルイネ達は不思議になった。
戸を叩く音がして、それに応えてコロンが合図すると隠密戦隊全員が談話室に入った。
緊張する隊員たちにルイネの指示でヨウコさんが話そうとすると、コロンが気を利かせて部屋を出ていこうとする。
それをルイネが止め、「コロン、あなたの事は信じていますから、此処に留まってヨウコさんの話を聞きなさい」
「では、ヨウコさんはカリック王国の事を全て話してください」と言うルイネの指示で話し出した。
「私達は昨日空いた時間を利用して、カリック王国へ行きニーベル王と色々ありましたが、イーゴル宰相を譲り受けました。
それから、あなた達を弄んだ教官とやらの逮捕の指示を出して帰ってきました。
ルイネお嬢様から指示を受けた者は、国防大臣のベラと内務大臣と諜報大臣を兼務するフィフチェンコです。
ルイネお嬢様はその者等の様子をご覧になって、結果は失敗に終わりました。
お嬢様が気を利かされヒント迄与えたというのに、結果は大失敗ですから、今朝我々が教官とやらを全員捕まえています。
本来は此処の地下牢に閉じ込めて、あなた方の好きにしてもらいその後は餌にするつもりでしたが、地下牢にキドリンがいますからそれは止めました。
その代わりあなた方には報復する機会を別に与えますから、今はそれを楽しみに待ちなさい。
言い忘れましたがイーゴル宰相はエレノワさん、あなたのお父様ニコライさんも暗殺する心算で刺客を送り込んでいましたが、止めてきました」と、話した。
「これで、イーゴル宰相が組織した隠密戦闘員とその養成機関は無くなりましたから、エレノワさんをはじめみんな安心できますよ」と、ルネが話を締め括った。
「なぁ、イーゴル宰相と言うと左目に眼鏡を掛けて、神経質そうなオッサンだよな」と隠密戦隊にコロンが聞いていた。
「そうですが、主様は何故それを知っているのですか」と、ニユルが不思議そうに言う。
「前にも話したと思うが、そうかお前たちにははじめてか。
俺の家はこう見えても、王国で言うところの公爵に相当するのだよ。
それで、父の代理としてマニス大陸各国の要人と国王にはひと通り会っているからな」とコロンが言うと、皆が呆れてしまった。
「おいエリカさん、その反応は何だよ。
前にも話したろう、お前たちがするおかしな自己紹介の時に」と言うと、全員が恥ずかしそうに顔を赤くするのがルイネには面白かった。
「と、言うわけですからあなた達が受けた、これまでの仕打ちの憂さ晴らしをする機会を設けますからね」とヨウコさんが話してくれた。
と、言う訳ですからエリカさんは此処へメイドのキリーさんを呼んでくれますか。
それからあなた達はルネに付いてここから出てください」と、ルイネが言う。
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