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神様になった  作者: 小原河童
領主代理編
388/501

健康診断4

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!


※ご注意!!

本編は健康診断の女性版です。

よくアニメに登場する風呂や水着回の様な楽しい物語とは違い、中には気分を害する方もいらっしゃると思います。

気合ではなく、スルーされても、この先の展開に影響はほとんどありません。

もう1回あります。

「入ります」と、声が聞こえミンスクが部屋に入って来た。

話しを聞いているようで、恥ずかしげもなく服を脱ぎ始めた。

その様子をルイネとヨウコさんが観ていた。

全裸になった時に見た体は、何処も彼処も傷だらけだった。

剣士なのでは胸の膨らみは、今まで見た中で一番慎ましいが、その分腕は一番太かった。

「あなたも私の前に来て両腕を上に上げてくれますか、目標は耳の近くにまでです」

それならと言うミンスクは簡単に耳の後ろまで両腕を上げてみせた。

「貴方は私の前に来て直立してくれますか」と、いうルイネの指示でルイネの前に来て直立した。

ルイネが神眼で体中を見たが何処にも異常はなかった。

「次は後ろを向いてくれますか」という指示にミンスクは直ぐに後ろを向いた。

背中に46の数字と奴隷紋の様な物以外は、殆どが傷だらけだった。

「これは酷い」と思わずヨウコさんが呟いた。

初めに背中の方から治していきましょうと、言うルイネの言葉でミンスクの両尻にある太いミミズ腫れから手当をはじめ、次は長椅子にうつ伏せになってもらった。

次々に手当をしていくと「神様、背中が温かくて気持ちが良いです」と、ミンスクが言い出した。

「今傷痕と数字を消していますからね」と答えるルイネは、直ぐに背中の傷を消し終わった。


「次は仰向けで」というルイネの指示で仰向けになった。

「始めますよ」というルイネの言葉に頷くミンスクは目を瞑った。

その瞑った目から涙が流れていた。

「そう、貴方も酷い目に遭ったのね」と言うルイネに頷くだけで、涙は手当の間じゅう流れ続けた。

「次は恥ずかしいかもしれませんが、起きて両足を思い切り広げ性器が良く見えるようにしてくれますか」と、ルイネが指示を出すと、ミンスクは目を瞑ったままで、思い切り股を開いた。

ミンスクの性器は酷く変形していたので、ルイネは元の形に戻した。

「大丈夫、元通りにしましたよ、ほら見て御覧なさい」と、ルイネは言うがミンスクは目を瞑ったままで泣いていた。

「最後に口を大きく開けてくれますか」と言う指示に、直ぐに口を大きく開けてくれた。

虫歯は無かった、奥歯が2本欠けていたのでルイネが奥歯を生やしてミンスクの健康診断は終わった。


「以上で終わりましたから、さぁ服を着なさい」と言うルイネに感謝して裸のままミンスクはルイネに抱き付き、「ありがとうございました。

今が本当に安心できますし、コロン様の下で働ける事が本当に嬉しいです」と、話してくれた。

ルイネはルネに健康診断が終わった者は食事にして欲しいと指示を出した。


あのルイネ様、既に食事をしていますと、言うのでルイネが、食事の途中で呼ぶと料理が冷めると思っただけですからと、言うと分かりましたとルネが言った。

「ミンスクはニユルを呼んでくれますか」とルイネが指示を出すと、「はいかしこまりました」と、いい笑顔で返事をして談話室を出て行った。


「ニユル入ります」と言ってやって来たニユルは、まさに食事中と言った感じだった。


直ぐに服を脱ぎだし、あっという間に全裸になった。

ニユルもミンスク程ではないは、体中に傷痕を持っていた。

「聞いていると思いますがニユルは両腕上の揚げ耳の近くに来るのを目標にやってみて」と言う指示で、何回も挑戦するが顔迄だった。

「次は私の前に来て立ってくれますか」とルイネが指示を出し、来たニユルを神眼を使って隅々までよく見た。

「はい、次は背中を見せてくれますか」と言う指示で、背を向けると奴隷紋と3の数字が入っていた。

背中は太いミミズ腫れが多く残り、相当しつこく鞭打ちされたように推測できた。

「分かりました、先ずは背中から治療しますから、少し背中に触るかもしれません」と、ルイネが前置きして手当を始めた。

「よし、次はお尻の太いミミズ腫れの後も消しますから、長椅子に来てうつ伏せになってくれますか」

「背中が温かくなり気持ちがとても良いです」と、ニユルは話したが、背中の治療が終わって前を向いた時は涙が流れていた。

「次は私の前のソファーに座ってくれますか」と、言うルイネの指示で椅子に座った。

「あなたも治癒士ですね」とルイネが聞くと「はい、治癒が出来ますが、私は平民の孤児ですからエレノワさんの様に毒やら精神がやられた時は何もできません。

それに魔力量も多くなく、戦闘員に何時も迷惑を掛けてきました。

私のむち打ちやその他の傷は、私の班が任務に失敗した時の制裁を私が一手に引き受けてきましたからです。

それから背中の数字の3は孤児を管理する為のものです」と、話して泣きだした。

「それは違います、貴方よりも酷い傷跡を観ましたし、拷問訓練と称し憂さ晴らしに酷い事をされた痕も治してきましたからね」

ルイネの話を聞きニユルが激怒した。

「教官は私だけで他の者は何もしないと何時も約束してくれましたが、あれは全部嘘だったのか」と、また号泣した。

そう豊かでない胸が泣きしゃくり上げるたびに揺れ、隠密戦隊は本当に哀れとルイネは思った。

傷と肩の調整をして、虫歯を2本治療してニュルは終わった。

「さぁ、あなたは服を着なさい、全て終わりましたから歯痛も無くなったと思います」

ニユルを連れて使用人専用の食堂に入ると、メイドと料理人に庭師が自分の番を待っていた。


「夜も大分更けてきたので、今日はここまでとします。

残った使用人については、明後日の午後から行います」と、ルイネが宣言した。


「ルイネお嬢様ありがとうございました」と、健康診断を受けたものが感謝し、ルイネの前で祈り出した。

もう十分と判断したルイネがヨウコさんに指示した。

「皆さんはルイネお嬢様から注意がありますからよく聞き実行するように」と、ヨウコさんが言い使用人を席に付かせた。

「ヨウコさんありがとう。

さて、今回の健康診断ですがこれで終わりではありません。

毎年続けますから、それ以外でも体調が悪くなると戦闘員は私に直接話なさい。

使用人はコロンの報告しなさい。

コロンが私に伝えてくれますから。

もう一つ、エレノワとニユルは緊急事態の出動での魔力切れを考慮して、酷い怪我の場合は私に連絡しなさい。

あなた達の魔力は戦闘時に必要になりますからね。

後は食後は口の中を濯ぐと、歯に付く食べかすが減り歯痛が少なると思います。

痛くて困った時は私を呼びなさい」今夜は以上です。


隠密戦闘員に見送られて庭に出るとルイネは直ぐに転移して遺産に帰って来た。

今夜は申し訳ないが食事は要らないとバトラーに言い、ルイネは寝室に入った。

本来の姿の戻ったヨウコさんとルネと一緒に、ルイネのベッドに横になって、健康診断で見た酷い扱いをルネに話した。

ルネはルイネとヨウコさんの話を聞き怒っていた。

何も知らない、知らせないで好き勝手酷い事をする教官とやらは許せないから、罰を与えたいと言い出した。

隠れ家のジョアンをヨウコさんは見知っていると思いますが、あの娘も酷くやられた痕があり、今夜の戦闘員よりもまだ酷い目に遭って生きているのが不思議なくらい酷いものでした。

なぜあのような酷い事が出来るのでしょうねと、ルイネが言うがルネもヨウコさんもルイネが納得する答えを持っていなかった。

それに比べウォーカーから買った奴隷は、本当に質が良く教育も行き届いているから面白いものですと、ルイネが話すとウォーカーを知らないルネは意外に感じたようだ。

ほんのチョットでも面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価を、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにして下さると、河童が大喜びします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

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