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神様になった  作者: 小原河童
領主代理編
332/501

出来る事出来ない事・前編

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!

「お~い瑠璃達が来たぞ」と、馴染みの神様の声で多くの神様が瑠璃とルイネを囲んだ。

ルイネは馴染みの神様に、結界が張れない私にあの傘は良いです。

ルリ様の提案でヨウコさんに傘をさしてもらうと、認識阻害に及びませんが、多くの人は私よりも可愛い傘とヨウコさんに注意が向きますから本当に助かりますと、喜んでいる。

たいして馴染みの神様は、そうかそうか、しかし面白い使い方を考えたなと、言うのが、瑠璃からは孫の様に感じられ面白かった。

そこへ、美神様と戦の神様がやって来て、ルイネに邸の感想を聞いていた。


特に日神様が張っているという結界に話が進み、私は邸が丸見えの様に感じ本当に不思議ですと、ルイネが話すと、その存在が有るのか無いのか分らないのが、結界の妙技だよ。

瑠璃も少し訓練すると簡単に出来るようになるからねと、日神様が話す。


あの邸の場所に私は驚きました。

あの位置でルイネさんの部屋から日の出から日の入りまで見える事ですが、位置からすると特に日の出が見えるのが本当に不思議です。


「そうかも知れないが、ルイネの寝室から見る事が出来る景色は悪くないだろう」と日神様が言う。

「あの邸も土地代が請求されるのでしょうか、それに使用人の登録も要るようですが」と、言う瑠璃に、一般人からは見えないから、それにアースンが上手くやるでしょうと、アースンに丸投げする日神様に呆れた。

「そうなんですか、邸を持つと土地代は、まぁ分りますが、使用人の人数迄届け出が要る事は初めて知りました」とルイネが言い出した。

「そうですよ、私もファンス男爵邸を貰うまで知らなかった事ですが、執事のイリアスから聞き始めて知りましたと、言う瑠璃の話でルイネはあの邸はどうなるのでしょうねと、心配しだした。


「何暗い顔をしているのよ。

金が要ると言っても、ルイネは有余る程の金を持っているでしょう」と、戦の神様が言うのだが、ルイネが心配しているのはコロン邸の方だった。

「うん、そうか、ルイネは配下の邸の方を心配しているのね。

200万イェン渡しているなら十分と思いますよ」と、美神様が言う。

ただ、私はコロンの配下の人数を知らないですから、200万イェンで足りているのか、それとも資金不足に不自由しているとかついつい考えてしまうのです。

「ルイネさんに付いた配下は幸せ者ね」と、瑠璃が言い出した。

本当にルイネさんは面倒見が良いですからね。

まぁ、しっかりした地盤があるエバンスとは比べられませんがねと瑠璃が言う。


邸の聖霊の中に朝は居なかったと思うのですが、名を付けようと思い行ったところメイドが3人に増え、その3人目のメイドに名を付けたところ、亜神だった時の私にそっくりになりました。

丁度良いので神様にお聞きしたいのですが、あの聖霊は何でしょうか、どう扱えば良いのでしょうか。

あの物は、ルイネが出来なくなったとか、役立たずになったと思っている様なので、邪神が持つ分神のような物を僕が造ったんだ。

ルイネも邪神の名を受け継ぐ神だから、分神の代わりと思ってくれていいよ。

ルイネが亜神の時出来た事は全て出来るしと、日神様が話しているところへ、馴染みの神様が言う。

装備は全て亜神の時のままのルイネと同じで、瑠璃を象ったのペンダントは無いが、物理・化学・精神無効に反射機能も付いているからな。

と、話す馴染みの神様に、美神様が本当はルイネに着せたメイド服が諦めきれないのよ、面白がっていた。

日神様馴染みの神様美神様、私のために本当にありがとうございます。

ところで私に何が出来て何が出来ないのか、その時になって狼狽えるよりも今のうちに聞いておきたいのですと、ルイネが話すと日神様が教えてくれた。


今から話す事以外はほぼ全て出来ると考えてもらって構わないが、例外が出てくるかもしれないが、ルイネはよく聞いて欲しい。

初めに、ルイネが話した瑠璃が使った時間を戻す神威だね。

瑠璃はあれを上手く使い、掃除した様に見せる事や壊した物を元に戻してみたり色々出来るが、それは神としての特性が違うからだ。

だから、ルイネの場合は掃除とは少し違うが、異空間処理を使うよう僕が指示したんだよ。

今のルイネの異空間処理は瑠璃が持つのよりも遥かに強力だからね。

次に、人を物に変える事は出来ないな。

後は、そうだな、気象だろうか。

瑠璃がよく言っていたが、瑠璃はその気になれば地形は好きなように変える事が出来る、そこに居る人を巻き込んで殺す事は出来てもそれだけだな。

地形を大きく変え同時に一瞬で多くの人を殺す事が出来るのがルイネだからね。

瑠璃が都市を丸ごと焼いたり氷漬けにした事は見たし知っていると思いうが、瑠璃に出来る規模は精々そこまでだから。

ルイネの場合はもっと大掛かりに一瞬で世界の半分位は燃やしたり凍らせる事が出来る、それが破壊神の本来持つ神威なのだから、ルイネは悲観する事は何一つないから。


この前も話と思うが、此処に居る神も国の1つや2つは燃やしたり凍らせる事も出来る。

豊穣の神がコークリーズ王国を極寒の地に変えたようにね。

だが、破壊神と違い時間が掛かりすぎるんだ。

逆に要らぬ誤解を生み人々から悪魔とか言われ逆恨みされるからね。

それじゃ、ダメなんだよ。

何故か分るかい、それはね、時間をかけてじわじわ国が燃えても凍り付いても、人はその間に簡単に逃げる事が出来、神に対する恐怖心、やってはいけない禁忌を冒す事への教訓にならないからだよ。

だから、強力な力で一瞬に事を成す事で知る事が可能になるが、それでも人は時々禁忌や滅亡の手前まで事態を進めるからルイネの存在が必要なんだ。

極端な事を言うと、ヨウコとあの聖霊に全てを任せルイネには我々の仕事に全力を出してくれればそれで良いのだからと、日神様がルイネの問いに答えた。


ルイネは神威を使い人の治療や瑠璃が造るような物を作るのと、後はファシネイトを使い生き物を意のままに出来る、それくらいかな。

ルイネの後ろには、我々多くの神々が控えているから、我々に用を遠慮なく頼んでくれれば良いからね。

武器や装備にしても瑠璃はその場で瑠璃自身で作る事が出来るが、同様に瑠璃に頼まれれば神々が造るが、ルイネの場合は瑠璃と比べると少し時間が掛かるが我々専門分野の神が造るし、今でもアイテムボックスの中身が充実していると思うよと、日神様が話した。


今の日神様の説明で良く分りましたと、ルイネが光り輝く笑顔で微笑んだ。

「ルイネさんは今の説明で、思っていた事に納得できたと思いますが、私はルイネさんと違って色々ルイネさんが思う神が出来る事が出来るように思うでしょうが、私は器用貧乏なのですから。

だから、今もその筋の専門の神様が多くいらっしゃるのですから。

その有余る力に悲観する事は要りません」と、瑠璃が話した。


ルイネが話し終わる瑠璃に抱き着いてきた。

神様良く分りました、私はどうも何が出来て出来ないものが何なのか知らないと納得できない面倒くさい性格の様ですから。

でも、これで本当に良く分りました。

要は、出来ない事は諦め神様とヨウコさんとルネに頼る事にしますと、にっこり微笑んだ。

面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにお願いします。

河童が大喜びします。

引き続き宜しければブックマークもお願いします。

お願いばかりで本当に申し訳ないです。

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