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神様になった  作者: 小原河童
領主代理編
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二日間の出来事

みんなぁ~!!

今日も来てくれたありがとうぉ~♪

楽しんでってねぇ~!

瑠璃が考えるのはそこまでとでもいう様に「それで丁度良いので、明日は自由都市国家連合のサウルセンとヌネバ市、餌やりに行きましょう。

この前はシャインとカッティンを与えてきましたから、次は2人の王子にしましょう」と、瑠璃が言いだした」

「ルリ様、私はルリ様を騙し自称勇者を相手させたカッティンの足を折ってやりたかったのですが、寝ていたのが残念でした」と、エレンが言う。

「それは問題ないですよ。

ルイネが凡5ベイはある高さからカッティンを落としましたからね。

ただ残念だったのが、餌を目の前にして喜ぶジュースの奴の顔が見られなかっただけですから」

「そうでした、あの後直ぐにコロンが私を呼ぶから良い所を見逃しましたから」と、ルイネが微笑んでいた。


「それはどう言う事でしょうか」と、アースンが聞いてきた。

ルイネさんと、瑠璃が説明を求めた。

「あの後直ぐにコロンが私を呼んだので、その結果、隠密戦闘員をコロンの配下に付ける事が出来たのです。

あの者たちは、何れもが冒険者ランクAA級の腕が立つ者たちでして、アースンの舘に潜ませた間者の回収に来たそうですが、その間者の一人はタニスンと一緒に今は石になっていますし、残りは舘の地下牢で石になっていますね。

これは私の感ですが、回収と言っても面倒なので、恐らくは殺が目的なんでしょう、いわゆる口封じと言うやつです。

この件については、エレンも知っていると思いますが、ルリ様と一緒に行ったカリック王国でニーベル王に瑠璃様が話された脅しの数々に、ニーベル王が焦っているのでしょうね。

コロンが自分たちの実力では無理と判断し、私に助けを求めて来たので、ルリ様の提案に乗り今はコロンの一番頼りになる配下になました」と、ルイネが話した。


「その後ヌネバ市国に引き返すと、カッティンは姿が見えなかったから、美味しく食べられたのでしょう」

「今凡ルイネが話したとおりですね。

ニーベルにはまだ優秀な人員を供給してもらいたいところですが、次で最後にしましょう。

その次に来る者からは極端に質が落ちますからね」と、瑠璃が思っても無い事を言い出した。

「まぁ、優秀な人材を供給してもらうのですから、間者は私達で送り返してやりましょうか」と瑠璃が面白そうに言うのを聞き、ルイネ以外の者は呆れてしまった。


あの自由都市国家連合の餌やりについてですが、この間薬の神様に聞いたところ、あの者共の寿命は凡そ2年が限度の事ですから、私はその原因が冬の寒さと栄養不足と思いました。

それに、あの者共の悪行の事を思うと、タニスンもジュークも早い方が良いと思いましたと、瑠璃が話した。


その今話された悪行ですが、少年少女の誘拐以外に何かあるのでしょうかと、聞いてきたのはセレスだった。

「エレンは助かったので良かったですが、自由都市国家連合の各市国の国民の多くは、誘拐してきた少年少女が用済みになると、奴隷市場で売るとか何処かの鉱山でこき使うと普通は思うでしょう。

ところが自由都市国家連合は普通に食用にしていたとの事ですからね。

これは神様から聞いた事ですからね。

ねぇ、ルイネも信じられないような話を聞いていますよね」と言う瑠璃に「はい、私も薬の神様や馴染みの神様からも聞いています」と、答えた。


この話を聞きエレンが激怒した。

どうしましたエレン。

「道理で、私は不思議に感じていました。

あのどこやらの市国役所にルリ様と行った時に、攫ってきた少年少女を一部でも返すとかの話が一切出てこなかったし、市国長の言い方はまるでルリ様が悪といった感じがしましたから」と言った。

エレンの言う事に瑠璃もルイネも驚いた。

特に瑠璃の認識では、家族に大切に育てられた、世間知らずのただの人の良い少女と思っていたエレンが、そこまで深く見ていた事にだ。

ただ、激怒していた瑠璃に神眼を使い観察する余裕がなかったのも事実だった。

今のエレンの話を聞きルイネは、今は神になった自分自身の事を抜きにしても、まだまだ自分自身に足りないものが多いと、心底そう感じた。


「あ~ぁ、私の使い魔にファイアーウルフロードが今居れば、私があの地を燃やし尽くしてやるのに」と、悔しがった。

「私の妹の様なエレンをこれ以上悔しがらせるのは、姉のする事ではないと私は思います。

それでルリ様、明日にでも王子を含めタニスンとジュークの家族を始末しましょう。

その後は勝手に滅んでもらいましょう」と、アースンが言い出した。

「そう言えば、豊穣の神様も今のエレンと同じように、あの地を燃やし尽くしたいと話されていましたね」と、瑠璃が話すとルイネも「はい、私も聞いています。

その、ルリ様とは違う意味で、豊穣の神様の抱擁が気持ちよかったです」と、面白い事を言い出した。

「今話した事は全てあなた達が眠っていた2日間、セレスの場合は3日間の出来事ですからね」と瑠璃が言うとルイネ以外の使徒とバニーが悔しがったいたのが面白かった。


私達はエレンとバニーが仲良く抱き合って寝ているの姿を面白く見せてもらいましたと、面白そうにルイネが言う。

「そうそう、あの時は急に平衡感覚がおかしくなり、その次に目の前が暗くなり、その後は本当に気持ちが良かったのですが、あれはバニーのおかげでしたか」と笑っているエレンにバニーも急に眠くなりルリ様のベッドを占領してしまいました。

私もまったく記憶が無いのですが、もしかするとゴズさんに運ばれたのかもしれませんねと、バニーが言っていたが、そのとおりと瑠璃は思った。

私は普通に部屋着に着替え、ベッドで眠ったと言うか、そこで力尽きたというのが事実でしょう、急に猛烈な眠気が襲って来まして、着替えてベッドに入る迄よく意識がもったと思いますと、セレスが話してくれた。

セレスの事も心配で眠っている部屋にルイネと二人で入ると、部屋着に着替え眠っているので、さすがセレスと思いましたがと、瑠璃が面白そうに笑っている。

セレスの寝顔は素敵でしたよと、ルイネが言うとセレスが困ってしまった。


今夜はこれで終わりにしますという瑠璃に、アースンが泊めて欲しいと言い出した。

何でも、一度ルイネさんの転移で一度邸に帰ったからと、変な理屈をこねだした。

ルイネもルイネで面白い事を言い出した。

「そうでしたルリ様、私は今夜からヨウコさんと一緒に寝るのでしょうか。

確か夜のお供迄と話していましたから」

それを聞いた瑠璃が大笑いをしたら、ヨウコは恥ずかしそうにしていた。

「ルイネがそうしたいなら一緒に寝なさい」と言うとヨウコが喜んだ。

「ルリ様、主様、私の我が儘をきいていただき感謝します」と、ヨウコが喜ぶからルイネも仕方なくなった。

「そのぅ、宜しければエレンさんも御一緒に如何でしょう」とヨウコが面白い事を言い出したが、今はアースンの方だった。

「仕方無いですね、アースンは一度帰ってJDホリソンさんに話なさい。

またJDホリソンさんが心配しますから」と瑠璃が言うと既に話してきたと言うので呆れてしまった。


皆を下がらせてから瑠璃は、アースンの事が心配になった。

そう言えばアースンを泊まらせる部屋は、何時もならゴズが整えて案内してくれるので、瑠璃は気にした事が無かった。

だが、今夜に限りゴズは居ないから。

初めにルイネとヨウコの関係が気になり、神眼を使いルイネとエレンの部屋を見てみると、そこには九尾の狐の姿に戻ったヨウコの大きな尻尾に包まれるようにして、ルイネとエレンにアースンが気持ちよく眠っていた。

「夜のお供とはそう言う事か。

ゴズも同じように思って言っていたのかもしれない」と、瑠璃は納得した。

その後瑠璃はルイネの彫像に興味が出て、神眼を使って見るのも良いが、やはり直に観てみたいと思い、それには人気の無い今が良いと思い、前にルイネが話してくれた貴族街の広場に転移してみた。

面白かったとか続きが凄く気になると感じた方々は高評価、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★と、こんな感じにお願いします。


引き続き宜しければブックマークもお願いします。

お願いばかりで本当に申し訳ないのですがお願いです。

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