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未完成な不良少年たち  作者: 島 洋一
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第八章 闇からの影響力

第八章 闇からの影響力


鶴崎とは中学3年生で同じクラスとなった。最初は同級生にしてクラスメイトというのは違和感であった。昨日の敵が身近に居る。案の定、鶴崎は俺にちょっかいを掛けてくる。「延髄蹴り」というプロレスの技が最盛期でみんな真似をする時代だった。それが暴力的とも思わなかったのも時代であろう。

しかし、中学3年の不良グループ「魔怒呂s」の連中は何故か態を潜めていた。表だった不良行為もしないしただ不良ばかりで集まっている。


しかし展開は急だった。


「稲富ぃー。」

下の学年の不良たちが十数人くらいで3年のクラスまで押し寄せてきている。何が始まるのか訳が分からない。

すると突然、稲富は三人の下級生に羽交い締めにされあとの下級生にまず抵抗できないくらいになるまで腕っぷしの強そうな2年に殴られた。すさまじいこと皆が目を見張った。

堂々と3年生が皆見てる前での行動だ。マンニの俺たちは皆が鶴崎に視線を移した。鶴崎は何も出来ないでただじっと睨んでいる。2年と殴られる稲富を、、、

稲富は抵抗できずに力尽きる。ボロボロとはこのことだろう。ボロボロの稲富にまだトドメを差す2年。寝てる稲富を起こしは殴り寝てる頭を蹴る。

「これが不良同士の喧嘩?」俺は面白かったが他のマンニは青ざめる。

「鶴崎君?何してるの?助けないの?仲間だろう?」疑問が声となってマンニの間を交差した。

「こいつらこんなもんだ!」2年の不良の頭らしき男が言い放つ。

「おまえら、もう学校来るな!3年の魔怒呂s。来たら毎日、リンチな。」


俺は嬉しかった。なんでこうなったかは全く分からないが魔怒呂sが崩壊するのが楽しい。俺を殴った奴らが殴られる姿は爽快だった。


鶴崎の落ち着きぶりからすると、こういう扱いを2年生不良から受けるのは初めてではないようだ。それでも魔怒呂sの連中は学校には顔を出した。俺はその頃、生徒会の生活部長をしてたが俺よりも早く遅刻もせず不良のくせに学校に来る。

前にも言ったが彼らが勉強もしないのに義務教育というだけで学校に来る理由が俺には分からなかった。

「給食」

それだろう。家に居ても飯が食えないので学校に出てきてるのであろう。実際、授業中は散漫な彼らも給食の時は集中してるようだ。お代わりが早すぎる。勉強もそれくらいテキパキやれたら大人も認めてくれたかもしれない。


マンニの一人が鶴崎にアドバイスしてる。

「学校、来なければやられないよ。なんで来るんだ?」

鶴崎は、じっと遠くを睨むが言葉を発しない。

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