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異世界王女様が体に宿る物語  作者: 大橋 剣富
1/1

王女が体に宿った!?

初めましては初めまして!お久しぶりの方はかなりお久しぶりです!


この作品は思い付きで書きました



かなりの駄文だと思いますが読んでもらうと幸いです

「へぇ〜すまほ……というのね」

『そう』


彼女は私のスマホを持ち上げ、不思議そうに私の口から発言した

いや、自分の発言では無いのだが……確かに私の口から発言している……それはまごうことなき真実……

あ~なんか面倒くさい!!


「これは何に使うのだ?」

『えーと……』


改めて説明するとなるとよく分からないな……


『電話したり……調べものしたり……かな……』

「電話?電話とは……」


あーこの王女様!!!!

この私の体を使っているのは王女様レイア・ゴルド・スカーレット。私とは違う世界……つまり異世界の国の王女様だ

そして私は白銀 彩華、この王女様の体を貸している……いや、数時間前にいきなり宿った感じだ


『てか、あなたの世界はどうやって仲間と連絡を取っていたのよ……』

「うーん。紙に書いて連絡をしてたり、伝言だったから……」


どんだけ文明が進んでないのよ!?と言いたかったけど、まあ、異世界人に言っても仕方ないか……


そう言えばどうしてこうなったかと言うと……これは数時間前に遡る



――――――

バチバチと飛び散る火花、辺りが赤々と燃えたぎる炎、動かなって倒れる鎧を着た兵士、焼かれていく壁やインテリア、体から力が抜け、息をするたびに肺が焼けていく感覚


「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」


命の灯火が消えそうな感覚……死神の鎌がわたくしの首をトントンと撫でてくる


「どこ行った!!」

「レイア・ゴルド・スカーレットはまだ死んでない!見つけ次第やつを殺れ!」


下からわたくしを探す敵軍の声……捕まったら確実に殺られる……

階段から上がって来る足音がしないのが何よりの救いか……


「ッ……」


家族と従者と共に過ごした思い出の城が無惨に焼けていく何も出来なかった虚しさと悲しみしか出てこない……

唇を噛み締め赤々と血を出しながら、それでも階段を上がろうとする。

──涙をこらえろ……痛みに耐えろ……


「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……行かなくちゃ……」


冷たい石階段を辿り、焼けたドレスに火傷で動かない右足を引きずりながら階段を上がり続ける

後20段くらいだがそれが遠く感じてしまう


「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……」


ふと、わたくしは階段の吹き抜けから外の見た。

普段はここから平和で明るい自分の王都がよく見える


「……!?酷い……」


黒い雲に覆われた燃え盛る王都、けたたましく動く敵兵達。あざ笑うように飛ぶ黒いドラゴン……

人が想像する地獄そのものが広がっていた

それを見ただけで足が竦み動けなくなった


「ダメだ……進まないと……」


わたくしは最後まで諦めるわけにはいかない。民や従者の為にも!

わたくしは重い腰を上げ、手を階段の壁まで支えながら進んでいく


そしてなんとか残り20段を登りきった。登りきった先には巨大な鋼製の扉がわたくしを出迎える

わたくしは残された力を使って体全体で大きな重い扉を開ける


「んっ……!!ハァ……ハァ……」

「「「「姫様!!」」」」



倒れたわたくしの周りに4人の従者

ダメだ……目が掠れて顔がハッキリ見えない……


「姫!立ち上がれますか?」

「大丈夫よ……」


従者に支えられながら台のもとに近づいていく


「……準備は出来てる」

「ありがとう……」


隣から聞こえる従者の声

──きっと彼女がセットしてくれたのね


「……とりあえず、みんな渦に!」


掠れてよく見えないけど、目の前に渦があるのはなんとなくわかる


「これはどこに繋がっているの?」

「……正直、わからない……この……に行く魔法は成功例が無いから……して……でしまう可能性もある」


あれ?よく聞き取れない……

だけど、何もしなかったら野垂れ死ぬだけ


「そう……だけどこのまま死ぬよりは数倍かはマシよ」

「……そうだね」


すると重い扉が勢いよく空いた音がした


「居たぞ!」


敵兵の声……まさか、こんな早く来るなんて……


「まさか、屋上の祭壇に逃げ……とは、やっ……しまえ!!!」

「首を取れ!!」

「レイア・ゴルド・スカーレットを殺れば我が……の目的は完……する!!」


こちらへと剣と槍を差して走ってくる敵兵達

「すみません!」と声が後ろからするとポンッと背中を押された感触が走って渦の中に押された


「え?みんな!?」


どんどん重力の法則に伴って落ちていく

渦の中は7色で少し綺麗……いや、そんなことを言っている場合じゃない!


「みんな!!」


ダメ……みんなが居ないと……わたくしだけじゃ……わたくしだけじゃ……




『私は!!!?──また……あの夢……』


カーテンの隙間から漏れる日差し、1階から聞こえる家族の足音が寝起きの耳に入った


『……もう朝か……ここ最近……ずっと同じ夢だ……』


言葉の通り同じような夢を1週間……いや1ヶ月前くらいから同じ夢を見続けてる。いつも同じ場所で目は覚めるが、見るたびに段々と夢がハッキリしてくるのような気がする……

まるで自分の身に本当に起きたようなそんな感じで


『とりあえず……起きなきゃ……』


今日はバイトがあるんだよな……面倒くさいな〜

分厚い布団をのけてベッドから出るかぁ……あれ?体が動かない。完全に起きてるのに……


「あれ、ここは……わたくしは渦に飲み込まれて……そして……」


私の口は動いているけど私の意思で言ってるわけじゃない

──あれ?どうなっているの!?


『あ、あの〜』

「ん?あなたは……」

『それは私のセリフ!あなたはなんなの!?』


私は平ぺ……成長中の胸に手を当て


「わたくしはエリュテイア王国スカーレット家38代目王女、レイア・ゴルド・スカーレットと申します」

『あ……えっと丁寧にどうも……私は白銀 彩華です!』


いやいや、私が聞きたいことが自己紹介で全部吹っ飛んだわ!


『王女様なの!?』

「ええ、王女だからって堅苦しいのは無しね」

『いや、でもそれなりに節度を……いや、そうじゃなくてなんでそんな私の体に居るの!?』

「え?私のって……」

『私の机にある手鏡を見なさい!』

「机……」


私は起き上がると木製の机の上に伏せて置いてある手鏡を持って私の顔を確認する


「……あっ、本当だ。銀髪になってる……では、あなたの体なのね」

『うん。わかってくれてよかったよ』


私は再びベッドに腰をかけた……私じゃない気がするけど……


『えーと、どこから来たんですか?』

「敬語じゃなくていいわ。そうね……逃げた先に渦に飲まれて……そっからはあまり覚えてないわね……」


渦?最近よく夢で見るのと似てるな……偶然なんだろうか……


「そう言えば名前はなんと言えばいいかしら」

『え?』

「この現象が解決するまで、わたくし達は一心同体。名前の呼び名くらいちゃんとしましょう」

『別に彩華でいいけど……』

「じゃあ、彩華。よろしくお願いいたします」

『じゃあ、私はスカーレットと呼ぶよ』

「ええ、よろしくお願いいたします!で、この手元にある黒い板は何?」


私……スカーレットは私のスマホを手に取る


『それ?スマホ』



――――――

まあ、こんな感じのことが寝起きからあって、今に至る感じだ

──まさかこんなことになるとは誰が思ったか


するとスマホから通知が入った。スカーレットは思わず驚いてスマホを手放した


「な!?なに?」

『あー、通知が来たのよ……。私に変われるの?』

「どうだろ……」


バイトのメールだったら早く返信しないいけないし

スカーレットは体をくねくねと動かす


『どう?』

「ダメね……彩華、あなたはわかるかしら?」

『私も、起きたらあなたが宿ってたんだから、知るわけ無いでしょ!』


だけど、このままバイトとかに行くとなると面倒くさいな……


『うーん……強く願ってみるか……』


私は『体を入れ替える!』と強く願ったら手が動くようになった


「あ、入れ替わった……」


よかったわ!


『変われたみたいね』

「よかったー」


彩華は床に放り投げられたすまほを取り、画面を見つめる。真っ黒の画面には、銀髪ショートで少し鋭い目つきの青い瞳の彩華の顔……わたくしの顔にそっくりね

すまほの顔面には文字が欄列していてなんて書いてあるのかわからなかった

──これがつう……ち?なのね


「……とりあえず昼には行かないとな……」

『どうかしたの?』

「いや、とりあえず下に降りる」

『ちょっと待って!私はあなたの体を借りてるからついて行くしかないのよ!?』


こんなドタバタな状態でわたくし(私)の物語は始まった

それにしても見たことの無い物が多くて目移りしてしまうわ

評価がよかったら続きを書こうと思いますのでよろしくお願いします!


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