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リアルの幼馴染みがこんなに萌えないものだなんて  作者: 石原レノ
再開の果ての切なさを超えて
35/52

空気

(´・ω・`)

「さてさてさてさて!昼食も終わりいよいよ後半戦!皆もりあがってますかぁぁあ!?」

「うぉぉぉぉお!」

「やるぞゴルァぁぁあ!」

さっきとは一変してヤクザの闘争に早戻りである。

「は、はぇぇぇえ、、、、」

「大丈夫か?特に足裏」

観客席に戻ると、華恋が顔を紅潮させながら和やかな顔をしていた。思いの外気持ちがいいものだったのだろうか、、、。

「よぉし次はあたしの番だ!」

ふと声がした方へ目線を送ると、いつの間に参加したのかリンが自信満々の顔でやる気を出していた。

「お前何でんの?」

「あたし?陸上総合競技だよ!」

陸上総合競技という種目が俺がいる高校には存在する。その名の通り、陸上の競技をまとめた種目で、走り幅跳び、槍投げ、100m走、そして最後は200m走で締めくくる。多くは陸上部が出場して、陸上部のワンマンショーになるのだが、、、、

「お、おい、、、あいつ陸上部をブッチギリで抜いてんぞ、、、」

「お、おおおおおっと!リン・アイゼンハイド選手!これまでの競技でまさかの陸上男子をぶっちぎりで独走中だ!」

ここで来ました。空気を読まない頭脳明晰運動万能超お金持ちパーフェクト人間。陸上部もなんとか追いつこうとするが追いつけない。こうもかけ離れると陸上部の立場も可哀想である。

何ともまぁ大差で勝利したリンがこちらに向かってニカットと笑いピースをする。

「うぉぉぉぉぉぉぉおぉおぉお!」

まさかの展開に陸上部を除いたアナウンサーを含めた参加者達が一気に歓声を上げる。

この時の陸上部の涙のストーリーを俺達はまだ知らない。

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