第1章 嵌められた魔王と一人の少年
2日に一回くらいのペースで書きたいと思います
これは昔それは大昔の話である
世界は二つに分断され人間界と魔界とで大きな戦争が起こりました
しかし魔界の民は強く人間達は手も足も出せない状態でした
そこで人間の王は異界から4人の勇者様を召喚しました
4人の勇者様はとても強くついに魔王との決戦になりましたが魔王は強力でてごわく封印するのが限界でした
見事魔王を封印した勇者様は二度と魔王が復活しないようにと人間界の誰にも見つからない場所へと隠し
幸せに暮らしましたとさおーわり!
「どうだったアル!?」
そう元気よく聞いてくるのは幼なじみのニーナだ
彼女は輝くような金髪を持ち人懐っこい笑顔が特徴的な美少女で、ちなみに歳は12
アルと呼ばれた俺は黒髪で黒い瞳、歳は同じく12
2人はたった今世界大橋のちょうど真上にいた
この橋は魔界と人間界を繋ぐ唯一の橋で
全長100キロに及ぶ超巨大な橋であり奈落の底には強力な魔物がうようよ生息している
その時!!
窓の外に浮かんでいる一つの人影があったその人影は手のひらに集めていた小さな光の玉を前方の橋に投げると・・・・・・
ドガッッッッーーーンンンン
橋が爆砕し列車が急停止し列車内が大きく揺れた
当然窓を大きく開けていたアルはなんの抵抗もなく外へ投げされていった
「ア、アルゥゥゥーーーーーーーーーー!!」
「二、ニー・・・・ナ!!!」
こうして少年は奈落の底へと落ちていった