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篠原さん一家

小説と呼べるものじゃないです…。すみません。

挿絵(By みてみん)


故・篠原信夫さん(享年31歳)

  和子さん(享年27歳)

  幸雄ちゃん(享年3歳)


 80年代初頭に発見された三体の轢死体、篠原さんご一家の剥製。当時最速の220k/hで走る鉄道に撥ねられたため身体のそこかしこが欠損。息子の幸雄ちゃんだけは頭をもぎとられた以外に目立った外傷はなかった。


 心中との噂も流れるが当局は事故死として処理。通夜の最中に遺体が盗まれ、大騒ぎになった。実は弱アルビノの若い夫婦と白髪の天使のあまりの造形の美しさに目が眩んだ私鉄運転士・清永さんが持って帰ってしまったのだ。


 その後、潜りの剥製技士・斉藤さんが無償で剥製処理を施し、義肢装具士・田中さんによって身体の欠損部分が補われた。天使のような愛らしさを誇っていた幸雄ちゃんの背には死後、彫刻家・平井さんの手によりケヤキの羽がのせられ本当の天使にされてしまった。


 私鉄運転士・清永さんの死後、三人の遺体は闇オクで高値をつけられてフランスへ飛んだ。資産家・藤堂さんから当事のルーブル美術館の館長が秘密裏に譲り受け、嘘か真か現在は宝物庫の最奥で眠っているという。


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