始まりは突然から
これは、二次創作で作者の妄想です
なので少し違う点がるかもしれませんがよろしくお願いします
「……………どこだ此処?」
落ちつけ落ちつけ…
確か僕は店の中にある椅子で本を読んでいた……だが
気が付くと外、しかも僕が見た事のない風景が広がっていた
僕の目の前に噴水があって周りは木々が風によってざわついていた
だが、今の僕にはそんな事は関係ない
この今の状態の把握が大事だ…
まず、今自分が居る所はまったくもって知らない場所、見た所、以前外の世界の本で見た公園と言う所によく似ている
だから、此処は公園であっているのだろう
そして、服装、これは自分が普段着ているのとだいぶ違う
今の服装は、白のポロシャツに青の半袖のジャケット、ズボンはジーパンを履いていた
外の服を着れるのは嬉しいが、それよりも、先にこの状態の説明をしてほしい
まぁ、それもすぐにわかるだろう
「そろそろ、出てきたらどうだ?」
そう、近くにある他より少し大きな木の陰に隠れてる人物に向かって語りかけた
「やはり、ばれていましたか…」
そう言いながら、木の陰から何本もある狐の尻尾を生やした紫の式、八雲藍が姿を現した
まぁ、出てくるのは予想していたから特に驚かなかった
「当たり前だ、僕だって並みに紫と友人をしていないよ?、それにこんな事をするのは紫ぐらいだろう」
「えぇ…まぁ…確かにそうですね」
藍もする人は思い浮かばなかったのか、少し苦笑いだった
「で…ただ、僕を外に出したわけじゃないだろう?僕は何をしたらいいのかな?」
「理解が早くて助かります、今回は霖之助様には監視をしていただきたいのです」
今回はって、まるで前回あったかのような言い方だが、外の世界に来たのは初めてで、誰かを監視した事もない
「監視?」
「はい、この二人の女性の監視をしてほしいのです」
そう言いながら、藍は僕に二つの写真を渡してきた
「この二人は?」
「その二人は京都と呼ばれる県にある大学に在学中の二人で名前は、宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーン」
「なぜ、この二人を監視しない解けない?」
「この二人には特別な力があります、その力で幻想郷に来る可能性があるのです」
特別な力?外の世界でも何かしらの能力を持った人間が居るのだろうか?
だとしたら、興味深い基本、他の者とのコンタクトはあまりとらないのだが、外の世界の能力がどのようなものか見てみるのも悪くない
それに、せっかく外の世界に来たのだ、幻想郷以外の者たちの生活を見てみたいと言うのもある
「解った、しかし、その力で幻想郷に来ようとしても僕は何もできないぞ?君も知っているだろう僕の能力を…」
「えぇ、知っています、ですが、そこは霖之助様の普段の店主としての講話術でどうにかしいただきます」
「ハハ…普段、誰も来ない、店の主人をしていて講話術があると思うのかい?」
「それ、自分で言って悲しくなりませんか?」
いや…確かに悲しい…しかし、真実なのは確かだ
しかし、それは僕が気にいっている
「では、詳しいものは手もとにある紙に書かれているそうなので、私はこれで…」
「あっ待ってくれ」
去ろうと後ろを向いた藍を引きとめ
「せっかくだ、君たちとのやる取りできる手段がほしい、その事を紫に伝えてくれないか?」
「わかりました、では伝えておきますね」
それだけ言うと、藍は紫の隙間に入っていき姿を消していった
「さて…どうすればいいものか…」
監視と言ってもどのような事をすればいいのか解らない
以前、外の雑誌を見て居た時に後ろをついて言ったらストーカーと呼ばれると言うのを見た事がある
だから、僕が思っている監視は出来ない
そうなると、この二人と仲良くなり、監視をするというのが一番の方法だろう
しかし、どうやって?
そもそも、その大学が解らない、それにどうやって大学に忍び込む?
あぁ…考えがまとまらない…
「仕方ない…式が言ったメモを読んでおこう」
もしかたら何か、有益な事が書かれているのかもしれない…
まぁ紫の事だ、あまり有力な情報を書いていないかもしれない…
メモにはこのように書かれていた
このメモを読んでいると言う事は私、八雲紫はこの世に…まぁ冗談は良いでしょう…
さて、このメモを読んでいると言う事は今回の事は承諾してくれたと言う事で良いでしょう
急に外の世界で暮らせと言われても無理な話なので、貴方に少し有利になるようにしておいてあげたわ、
まず最後のメモに書かれている住所に行きなさい、そこは貴方が暮らす事になった家があります
それと、大学の事も編入という事で通えるようにしてあります
お金の事もあまり気にしなくても良いわ、家にそれなりの金額を置いてあります、そのお金は自由に使っても良いわよ
貴方のお店から価値のありそうなものを売りさばいたものだから
あっそれと、此処は外の世界だけど、外の世界ではなく少し先の未来の世界だから
…………
紫は何時の間に僕の店から商品を奪って売りさばいたのだろうか…
それはそうと未来の世界?どういうことだろう、外の世界は一つではなく複数あるのだろうか?
それならこのメモの言っている事は解るが…
まぁ良い、少し未来だろうが過去だろうが今、僕は外の世界に居るのだ、それだけで僕の探究心は燃えてくる
さて、最初は僕の住む事になっている家に行ってみようか