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春菊

作者:

私は春菊という名を貰った。


私の組織は依頼されたら何でもやっちゃう何でも屋的なもの。

私はその組織の頂点の人、私から見れば親父的存在の人に小さい頃拾われた。


私の家は貧しく、食べていけない状況にあり、父と母は失踪した。

その頃の私は路地をさまよって暮らしていたのだがとうとう限界が来て倒れてしまったらしい。


意識が遠のいていき、次に目に映ったのは私よりも少し年上の少年だった。

それが後に、私の兄的存在になる秋都。


そしていかつい顔をして出てきたのが私の命の恩人の親父。

親父の名前はあったと思うけど・・・忘れた。


皆親父の事は親父としか呼んでいないから。

そして親父は私に言った。


『今日からお前の名は春菊。俺の娘だ』


そう言った親父は直ぐに何処かへ行ってしまった。

私は何が何だか分からず固まっていて、次に湧き出てきたのは喜びだった。


ちなみに昔の私は『愛』という物を知らなかった。

勿論、『家族』という物もだ。


だからこそ嬉しかった。

まぁ後にその嬉しさが後悔に変わるのだが。


色々あって私、春菊は、元気に親父の何でも屋を手伝っています!

現在はお偉いさんの所へ潜入捜査中。


たまに

「これって私達がやる程の事なのか?」


とも思える依頼もあるし、

「これは私達に任せて大丈夫なのか?」


って依頼もある。

ここでは言えないが今現在、潜入捜査をしている件も後者だ。


まぁとりあえず気分屋の親父の言いつけで秋都と一緒に頑張ってます。

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