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ホームにいるうざい友 -2

はい、こんな駄文読んでる人いるわけない。

心が俺そう。


 『ハンター:ホーム 000メインサイド セキュリティシステム』


 「ふぅ……マーケットによるのは後でいいか。」

 緋炉は独り言をつぶやいてから眼前にある、テレビのような機械に手をかざす。ピピという音が飽和し、

 『本人認証を行います。名前とコードを入力してください。』

 「神薙 緋炉。コード:0/0(ゼロスラッシュゼロ)」

 再びピピという音が機械から発せられ、

 『本人確認中――――名前識別成功。音声識別成功。本人確認完了しました。』

 緋炉は機械から手を離し、ドアを開けた。

 一見、重厚な壁のような扉だが押しただけで開く(笑)

 眉間からしわの消えた緋炉の顔はあの少し寂しげな表情に戻っていた。

 瞳をつむったその目じりには何かが光ったような感じがしていた。


 『ハンター:ホーム メインサイド 任務受付所』


 「やぁ、神薙くん!お元気かなぁ?元気じゃないねぇ表情的にぃ?」

 このうざい語尾の伸ばし方。……えぇと、誰だっけ(緋炉は名前が覚えられない。)まぁ、いいか。誰でも。

 けど、学校にもこんな奴いたな、死んだけど。虐めで。理由はもちろん声質と語尾が鼓膜に強姦未遂罪(いや、されてるのだけれども)なので、いじめの対象に。というよりは、自業自得(理不尽な)?

 「……おまえ、名前なんだっけ……」

 ぽつりとつぶやいた。独り言しかし彼女の耳には届いていたようで、

 「あんたねぇ!?いつになったら名前覚えるのよ!!」

 僕の耳がレ○プされました。ねぇねぇ、神様、神様、こいつ殺してもいいですか?それか僕の鼓膜戻してくれませんか?

 悲痛なる心の叫び虚しくも届かず、ただただ、耳を抑えもだえる緋炉。(笑)


 痛みが引いたようで、でも耳を抑えたまま。

 「忘れちまったんだからしょうがないだろ。」

 「あんたがここにきてからどれだけ立ったと思ってるの!?一日二日とかだったら許すわ、けどね、毎日会ってるし、もう半年くらい経つんだからいい加減に覚えなさいよね!」

 「………」

 あ、思い出した。この逆レ○プ娘は確か…

 

 緋炉は脳内を検索開始した▼

『私の名前は兎奈ツナ、豊鐘兎奈(ホウガネ -)以後お見知りおきを。』

 はい、回想タイム終了。思い出せたこと、以上。


 「思いせたぞ、ツナ」

 「よくできました。(怒)」

 「………前から言ってるだろう…名を覚えるのは苦手なんだ」

 「そういう問題じゃないでしょうが!」

 耳に指を突っ込み、今度からはこの人の名前を覚えよう、あと、耳栓も所持しよう。そう固く心のルールを増やした緋炉だった。(たぶん、守る気は0)


 「まぁ、そんなことはどうでもいい、今日のミッションはなんだ?」

 「あんた…名前は覚えられないのに、あたしが何やってるかは覚えてるのね。」

 「ここはそういう場所だって、体が認識してるからな。」

 「じゃぁ、あたしもあんたの体にあたしの存在を叩き込めば覚えてくれるのかしら?」 

 兎奈は緋炉を睨みつけ、だがどこか期待するようなまなざしで見下した。

 「おいおい、そんな表情カオするなよ。こわいぜ、結構。神薙ちゃん泣いちゃいますよぉ~」

 「……。」

 「………すまん。」

 実は自分でも謝った理由がわからない緋炉であった。

 しばしの沈黙、 ・ ・ ・ 。

 「今日のミッションはね、廃墟となったワールド4の病院…の中に住み始めたC級ドッペルゲンガー4体の排除ね。あんたいつも通りチームなんて組む必要無いでしょ?ソロで行ってらっしゃい。もう、ポータルなら開いてるから。」

 「うい」

 「返事はハイよ!」

 「んじゃ、行ってくる」

 「………いってらっしゃい。」

 この二人、何かありそう。今さっきのやり取りとか計算してそう。なんかできてそう。~中略、リア充爆発!

 以上、地の文からの突っ込みでした。

うん。そうだよ。リア充なんだよ。

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