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はじまり 2

特にないです。駄文です。はは


 俺は、廊下を走っている。後ろを振り返ると重力を無視した動きをしていたアイツとバケモノが居た。

 あり得ない。まるでゲーム世界の主人公の動き。スタイリッシュ!とかいう吹き出しが出てきそうだ。

 にしてもあのバケモノ図体の割にはアイツに引け劣らないほどの俊敏さ…。何この解説。

 俺は後ろに回した視線を前に戻し、また走り始めた。


***


 あぁ、くそ、なんでよりによってこんなところで戦わなくちゃいけないんだ。また、変なの紛れ込んでるし、学校来るの早いよ。うぜぇ。よりによってA級ゲンガーかよ……なんで局長の俺がこんなこと…今日はINチャンネルで、俺の好きなアイドル番組。「眼鏡っ娘」があるっていうのにさぁ…なんなの?

 あーあ、しかも数体でけぇくせにはえーしよ、こいつ【SEE】じゃねぇのか?…………ちげぇな。

 最近ここ(ファーストサイド)で連続猟奇殺人がはやってて、「みえるーみえるー」とかなんとか、報道してたから、てっきり「アイサイト」系のゲンガーかと思ったじゃねぇか、それだったら雑魚中の雑魚だったのに。だって攻撃方法が目くらましだぜ?何ができるってんだよ。一瞬「わぁ、目がー目がー」ってなるだけじゃん(笑)

 あ、コイツの能力分かった。【GRAVITY】(重力)系だ。周りを反重力にして…がれきをふっ飛ばしてたのか、道理で動作の振動が無かったわけだ。音があったらすぐにハチの巣にしてやったのに……わざわざ喧嘩売るようなことしやがって。舐めてんのか?こいつらに考える脳なんかねぇか!

 「俺」は腰のガンホルスターから銃を取り出した。たしかこの国じゃじゅうけんほー?だっけそれに引っ掛かって使用できないんだよな。戦場バトルフィールドになってて、若干よかったかも。

 攻撃を避けつつ銃を構える。標準を合わせようと試みるがすばやくて、合わない。うざい。

 俺は攻撃を避けるのを止めた、面倒だから。標準を合わせようと努めた腕を下ろした。理性がある奴から見ればただの挑発。けど、これが挑発なのは変わりないか。

「ミ、ミエル?ミエルー!」

 【GRAVITY】(グラビティ)能力。反重力地帯を生みだし、物体を地球の重力から反発させ、それを射出する。……反発。英語で「Repulsion」その他、大嫌いと言う意味も含む。…なんか意味ずれてるな。……【REJECTION】(レジェクション)意味は拒絶。うし、かっこいいからこれにしよ。

「てめぇの、名前は今日から【REJECTION】だ。経った今からこの世から消えるけどな!」

 俺は脱力させた腕を振り上げる。俺の挑発にまんまと掛かってくれたバケモノ(レジェクション)は、ちょうど銃口を口にした。

「あばよ。」

 ズガン!

 銃声と共に、【REJECTION】はモザイクのようにはじけ飛んだ。そして、モザイクは収縮していき、「俺」の手元に収まった。ジジ


『――アビリティを取得。能力名【GRAVITY】(重力)。コード名【REJECTION】(反発)に改名しますか?』

「おっけーっと。」

『アビリティの取得及び、改名完了しました。データをアップロードします。』

「はいはい。」

 ん?なにやってるの?これはね、データを作ったんだよ。これで、能力のストックが…誰に話してるんだろ「俺」………。

 ま、いいや。

 終わった終わった。これで帰れ……アイツつれてかなきゃいけないのか…もう、INチャンネル見れないじゃん…。そういえばさっきの…誰か食ってたみたいだな。

 ん?なんだこれは……山田花子…?職員の名前か。ご愁傷さまでーす

 「俺」は見て見ぬふりをしてあいつを探すためにそこを後にした。

 


 ***



 なんだったんだろう。あれは、けど先ほどまで聞こえていた音はもう聞こえない。どうやら終わったようだ。随分と速いもんだ。まぁ、終わったならそれでいいか……「アイツ」が終わってたら…。

 俺は考えることを止めた。

 俺は、中央玄関を目指した。

 


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