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ビビッと解決ヒーロー便利屋  作者: これくれいろは
2/6

第一話 ビビっとくるときはいつも突然

まずは俺が陽キャになるまでの道をざっと振り返ってあげよう。

中学まであるトラウマを引きずっていた俺は年々陰キャ味が増しているんじゃね?と不安になりつつも、ネットに入り浸る現代っ子の末裔のような暮らしをしていた。

ある日、友達のイン〇タを見ていると、まだ高校に行っていないのに色恋沙汰が始まっていた!!!俺はそれに焦りつつも高校デビューして追いついてやると意気込んだ(しゃ〜ね〜な〜の精神)。

俺は、何とか最先端の陽キャになろうとネットで調べつくし一通りマニュアル化して練習をした。(もちろん、中学校では陰キャっぽかったけど、、、、いやいや、いきなりキャラ変えるとか無理でしょ!!)

それでも人一倍根性はあると自負している方なので、俺はとにかく頑張った。

俺の幼馴染は超絶な陽キャだったから、その幼馴染と同じ高校は陽キャ?だろうと思い、偏差値10もあいていた差を見事埋めきることに成功し、栢野高校に晴れて入学!というわけで今日から俺も高校デビューだ!!!


と思っていた時期もありました(これは言ってみたかった)・・・と言いたいほどに特に、


なんにも起きなーーーい!!


まさかの入学当時意気揚々に登校していたのに、今は日に日に足取りがどんどん重くなっていく。

陽気な感じで自己紹介をしたのに・・・したのに!(自分なりで)そこまでいい反応はなく、なぜか初めての学校の雰囲気に緊張していた俺のクラスメイトは沈黙を貫いた。誰か笑ってくれよ!!

しかし俺は別に気にしなかった。なぜならネットでは陽キャは勝手に友だちができると書いてあったから・・・

そして見事「友達は勝手にできない」、そう気づいたのは入学から1ヶ月後。

俺意外のみんなは、ある程度友達ができて謎の団体行動を取る。気づけばその内輪の仲いいグループだけの行動が一般的になるという・・・・・・

何なんだよこれ?このような始末で気づけば、俺の友達といえば、隣のクラスで幼馴染の唐木龍平からきりゅうへい(もうほとんど話してない)だけで、もう5ヶ月という月日が流れた。

あれ?俺の高校生活の出だしってこれ出会ってたっけ?

というわけでそんなことを気にしつつ、俺は今学校の中庭でご飯を食べる。

こんなはずじゃ・・・

友達のできないことを世界のせいにしつつ一口、また一口と登校中に買ったチョココロネを食べる。

(これがおしゃれすぎてみんな寄ってこれないのかな?)

そして、チョココロネを食べる・・・しかし、気づけばもう食べ終わっていた。

そして昼休みももうすぐ終わる。

俺の高校デビューは虚しくも失敗に終わったのだと感じさせられた。



しかし、出会いは突然現れる。俺にも春が!今俺の手に持っているのは、ある手紙である。中には


「加賀谷くんへ  

         話したいことがあるんですが、

         放課後、屋上まで来てくれませんか?     」


一部の奴らは

「こんなことがこいつに起こるわけない。」

「ドッキリだからやめておいたほうがいい。」

そんなことを言ってくるだろう。

しかし、そんなことはアニメや漫画の話であって、現実には起きないのだ!!(どっからか出てきた自信)

それに・・・今!友達のいない俺は、今!それに縋るしかないのだ!!

(言ってて悲しくならないのか?・・・いや、もちろん悲しいに決まってんだろ!!)

ここで日和っていかない奴にはこう言ってあげよう!(誰目線2!)


「挑戦とは99%の不安と1%の期待である。」


そんなどこからか持ってきた偉人のパクリをするくらいに俺は余裕なのか、不安なのかよくわからない状況にあった。

授業がすべて終わり、破裂しそうな心臓(破裂して2時間前に戻りたいぃぃ!!)のまま屋上へ向かった。

屋上への扉を開けると、まだ誰もいなかった。

もしドッキリだったらのことを考えて、扉の裏側に隠れようとしたが、それはそれでそうじゃなかったときにひどい印象を与えてしまうかと思い、普通に待つことにした。

しばらくして屋上の扉が開く。

そこにいたのは一人の女子生徒だった。

その子白い髪で赤い目で本当にきれいな子だった。

とりあえずドッキリじゃないことに安堵した・・・が、逆に今度は違う意味で緊張をしていた。

俺のクラスじゃない子だ。

本当に一目ぼれとかで告白されることとかあるのか?と。

その女子生徒は俺に近づきこう言う。


「私に協力してくれませんか?加賀谷くん。」


え?どゆこと?

俺は愛の告白とかじゃなかったことにちょっと・・・いや結構ショックを受けたが、平静を保ちつつ彼女に聞き返す。

「どういうことなんだ?」

そう俺が聞くや否や彼女は突然俺の姿になった。俺が驚いていると、彼女は続けてこう言う。

「信じてもらえるかわからないですから、実際に目で見てもらいました。私はどんなものになることができるんです。すごくないですか?えへへ、すごいでしょう!」

「それは信じるけど・・・結局何が言いたいんだ?」

「まぁまぁ、そう焦らず。そのために放課後を指定したんですから。まず、結論から言います。私と働きませんか?」

「働く?・・・え?まじでなんで?」

「それは、その、私の能力についてもう少し詳しく説明しますね。私の能力は性質を理解することとその性質になることなんです。まぁ言ってしまえば、結構最強なんですね~。」

そんな自慢気に言われてもって言うか・・・というか今更だけど俺以外に変な能力持っている奴がいたなんて思いもしなかった。

「あれはいつものように暇だったから初対面の人の性質を勝手に見てたときに・・・・・・あなたが見つかったんですね~。」

「いや勝手に見るなよ!!」

俺のすべてを知られていると思うと急に恥ずかしくなり、少し委縮してしまった。

「別に、私が見れるのは体の特徴とか、、、、どんなことが、できるのかとかだけですよ。あ、よかったら教えてあげますよ、あなたのあそこのサイ────────

「や、やめろーーーー!!!!!!!」

俺の声が屋上に響く。

「別に言いませんよ。もうそんなのに興味持てるほど私は子供じゃないですし。」

そう彼女は笑いなが言う。そんな彼女を見て俺は一瞬ドキッとする。か、かわいい、、、いや、会話してる内容が全くかわいくない!騙されるな、俺!しっかりしろ、俺!

「でも、なんで俺を誘ったんだ?お前の言い分だと俺の性格までは見れないみたいだし。もしかしたら俺が悪いやつかも・・・とか思わなかったのか?」

「それはですね~。あなたを教室で見たんですけどね・・・クラスでボッチだったじゃないですか。」

その一言で俺はまだ試合が始まっていないのにKOを決められた気分になり膝から崩れ落ちそうになる。

だが、今の俺は屋上に呼び出されるほど(そう思っておくことにしよう)人気な俺。

そんな言葉だけで俺が倒されるわけ────

「だから、それでクラス外にも友達いなさそうだったし、ご飯も一人で食べるし、放課後もすぐ帰宅するし・・・」

追加攻撃かよ!!!サブマシンガンのように近距離で火力の高い攻撃を食らった俺はもうダウン状態になってしまった。

いや、俺ソロだから復活できないんだけどね。

「も、もう、その、へん、に、、して、、。」

俺は瀕死になりながら懇願する。

すると、彼女もこれやりすぎたのか?と思ったのか軽く「ごめんね」とだけ言って強引に話を進めてきた。

(もっと謝れよ!・・・いや、これは暗黒時代の俺。これは俺の中のフォルダーに凍結させたはず、、じゃあこの感情は何?知っちゃいけない感情だーー!!忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ。)

「それで私さっき言った能力で何でも屋みたいなものをやってるんだけど、あなたもどうかな?って。あなたもその能力者でしょ?時給じゃなくて報酬制だけど!勤務時間は依頼が来た時だけ!、、、つまるところほとんど何もしなくてもいいのだ!!」

「いや、それって俺必要ないのでは、、、」

「いや、お願い!!私一人暮らしだからお金ないし!一人で働くの寂しいんだよ!!誰かと働きたいけど・・・私にそんなことなんて・・・・・・出来ないんだよ。」

最後の言葉だけ聞き取れなかったが、大体察することが俺にはできた。俺だって自分のこの能力なんて知りたくなかったし、欲しくはなかった。

結果がその能力があっての最善の未来だったとしても。

きっと彼女もその能力で苦労したのだろうと思った。

情けをかけたのか、協力したいという本心なのか、その時の俺にはわからなかったが俺はその誘いを受けようと思った。

というか半年近く何のイベントもなくボッチで過ごして来たらそりゃそうなっても仕方ないわな。

そんなことを思いながら俺は言う。

           

「わかった。()()()()()()()()()()()()()()


決まった。これ以上ないほどに決まったぜ。

「ワ、ワーーー。カッコイイーーー。」

「いやリアクション薄!!もっとそこはテンション上げるとこじゃないの!?!?」

「い、いや、あそこまでキメ顔されるときもいんですけど。」

「なんだよ!!せっかく俺が一緒に仕事って言ったのに!!

あ~あ、そうこと言われると気分悪くなっちゃうな~。やっぱりやめようかな~。」

何とか俺のペースに巻き込めそうだ。

「なんで!?、、と言うとでも思った?もう言質は取ってるからね?ほら!」

そう言って何やら謎の機械を取り出してボタンを押す。

『わかった。その仕事に付き合ってやるよ。』

「へ?・・・・・・?えぇぇぇぇぇぇ!?!?。」

「こんな時のために録っておいたんですよ!私ってやっぱ天才?」

とドヤ顔で俺を見てくる。そんな顔もかわ・・だから!騙されるな!!俺!!!

「お、お前油断も隙もねーな!!!引くわそういうこと」

「お前じゃなくて!私はやない 緋色ひいろって呼んでよね?あ、もちろん私のほうが先輩になるんだからせめてさん付けしてよね~。」

「同世代だろ!だいたい別にさん付けって言われても、普通異性としゃべるときはつけるだろ。、、さん付け。」

「ふ~ん、意外と加賀谷くんは初心なんですね~」

そう言って柳さんは、にやけながら俺のことを見る。

恥ずかしくなんてないんだ!ないんだよ!、、、ないんだよね?

何を考えているか自分でもわからなくなってきたので、とりあえず少しまくし立てて俺は言う。

「まぁなんだ・・・あんまり無理しない程度で頼むぜ。あと夜に外出とかあんまりできるかわからね~ぞ!それでもいいなら・・・よろしく。」

すると柳さんはまたにやにやしながらこう言う。

「やっぱり初心だ~~。」


「ちげーし!!!!」


そうしてこの日から俺と柳さんの不思議な仕事が始まるのであった。

どうも、これくれいろはです。プロローグに続き記念すべき第1話を読んでくれてありがとうございます。あらすじに載っているようなことが今回ではほとんどだったのですが、次回からはこの不思議な仕事をどんどん投稿していこうと思います。時期は早めのほうがいいってことは知っているので、第2話は1週間後に投稿する予定です!改めて読んで下さりありがとうございます!

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