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骨・骨・骨!!  作者: マネージャー
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今回の魔王候補はアクアマン

「ポン骨も助かるのに必死だったから仕方ないよ。後、かおリンがゴーレムを倒すところを見て、パーティーに加えたいって、声を掛けられたんだけど? 今から登録所に集合するんだって」


 かおリンの強さを見込んでの事だよな? しかも、街の警備を抜けて、登録所って場所まで行くのも、強さを再度確認するためか?


「……ん? 街にある登録所って何だ? パーティーに加えたいと言うんだから、ギルドみたいな所か?」


 何故か『ギルド』という言葉がすぐに頭に思い浮かんでしまった。確か……冒険者達が仲間を集めたり、依頼を引き受ける場所だったか? 


「ギルド? それが何なのか分からないけど、魔王候補がいるダンジョンに挑むのに登録が必要みたいなのよね。しかも、一日に挑めるパーティーは一組だけ。分からない事もないんだけどさ……面白くないでしょ。魔王候補としてどうなのよ?」


 かおリンは魔王候補に興味はないと言ってたけど、登録所には顔を覗かせた事があるみたいだ。それに、ここの魔王候補に不満と持ってるみたいだし。


「昔は一日に何度も挑戦されるのは当たり前。ダンジョンで相手の体力を減らす事もなかった……という話だ」


 クサイさんがかおリンの愚痴に説明を加えた……というか、クサイさんの知識は凄そうだけど、いつから存在するんだ?


「よく知ってるわね。でも、ポン骨に協力すると言ったわけだし、そのパーティーを利用して、どんなダンジョンなのかを確認するのもありかな。途中で抜け出すから、ポン骨達も安心しなよ」


「それはありがたいんだけど……そのパーティーに迷惑をかけるのでは?」


「利用するのはお互い様だって。私を誘った相手も捨て駒扱いぐらいにしか、思ってないかもしれないし」


 突然の勧誘だから、互いに信用する事はないのかも。パーティー全員がそうだとすれば最悪。そこに向かうのに躊躇いがないのは凄いけど……


「本当に人数合わせなのかも。太郎も途中で離脱させられたんだって」


「あのミノタウロスも魔王候補討伐に挑戦したんだな。いかにも強そうなのに離脱させたのって、他のメンバーがそれ以上に強かったのか? 魔王候補はそれよりも……」


「そこは違うらしいよ。太郎の体が大きすぎて、通れない道があったみたい。後、パーティーを分断する装置はあるとか」


 ミノタウロスが通れない道があったわけか。パーティー分断する装置もあるとしたら、一人で挑もうにも無理な話になるよな?


「魔王候補は誰からの挑戦でも受けなさいよ。最悪、一人になるまで減らしてるわね。大きい魔物もダンジョンの狭さで通れなくしてるとか……つくづく最低な奴だわ」


「そこまでするのは、その魔王候補が弱かったりするのか?」


 ベルゼブもそんなタイプな気がする。魔王候補は力の強さだけじゃなく、ズル賢さでなるタイプもいそうだ。


「ここの魔王候補はアクアマン。流石に弱くはない……というか、ここまで来ると得意な場所で待ち構えてるでしょ」


 水精アクアマン。センリから聞いた話だと、無限のカオスールが選んだ魔王候補。という事は、カオスールの支配域という事だよな? ベルゼブの城もベルゼバブの支配していた場所にあったと思うし。


「ここにいる魔王候補はアクアマンなんだ? 水精って付くみたいだから、得意な場所は水がありそうだね」


「十中八九そうだろうね。魔王候補になろうとしてるのに、ここの支配域が誰かぐらいは知っておきなさいよ」


「ゴメンなさい……魔法陣に飛ばされてきて、ここが何処なのかも分からなかったから」


 レイは素直に答えてしまってるけど、大丈夫か? 流石にベルゼブの城から移動してきたとまではかおリンも思わないはずだし……


「へぇ~……それは災難だったわね。けど、私と会えたのは幸運だと思っても構わないから」


「それもそうだね。かおリンに会えた事に感謝しないと」


 かおリンもそこまで気にしてないみたいだ。かおリンとの出会いは……流石にサタリアの狙い通りじゃないよな。


「そろそろ行ってみるわ。念のために、レイ達は安全そうな場所にでも退避しときなさいよ。私がその場所を見つけれるように体の一部を渡すから、絶対に捨てないでよ」


 かおリンはミニスライムをレイに渡して、街に再度戻っていった。

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