表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
骨・骨・骨!!  作者: マネージャー
27/67

呪いの素材?

「いいぞいいぞ!! アイツら、俺を追って来ない。バット様の華麗なフットワークについてこれないんだな」


 蝙蝠のバットは自画自賛をして、逃亡成功だと隙を見せている。今がチャンス……といっても、どうするかだ。


 周囲の魔物に助けを求める。戦闘が発生して、それに巻き込まれる可能性も。【能力】で【不死】があるから問題ないかもだけど、意識が戻る前に別の魔物が俺を素材として交換展開もありうるよな?


 攻撃手段は……噛みつくにしても、頭の天辺を掴まれてるわけで……魔法なんて大層な物を俺は持ち合わせてない。都合良く、【補骨】出来そうな骨もないし……


 なら、【収納】の中にある素材を使うのはどうだ? 【石ころ×10】を吐き出して、バットにぶつける……なんて事も噛みつき同様無理か。


「警戒するのは警備の奴等……他にも骨を狙う奴がいるかもしれないな。少し上空の方へ行くか。アイツらとは距離を取れたはずだし……」


 バットは依然として、俺自身を怪しいとは全く思ってない。それは助かるけど、上昇した事で街を囲う柵の距離が分かってしまう。【茸の森】まで行かれると、今でもヤバいのに、完全に撒かれてしまうのでは?


 こうなったら、一か八かの賭けだ。かおリンが【臭い息】を吐いたみたいに、【毒の息】を吐けるか。【能力】というよりも【ドクドクキノコ】や【毒草】を噛みまくるだけ。それで毒が周囲に漂ってくれたら、一番近くにいるバットは毒状態になる寸法だ。俺自身は【状態耐性◯】があるから、毒を無効化してくれるし。


「ん? 体が重くなったきたような……骨が勝手に動いてるのか!? 一体どういう……どういう自体なんだ?」


 バットは俺の顎が動いてる事に気付いたけど、それよりも地上の状態に驚きを隠せないでいた。それは俺自身もそうだ。


 ミノタウロスの太郎がバットを追って、レイ達と突撃してきた……わけじゃない。


「アイツが原因じゃないか!? 街の中に毒を撒き散らすなんて……戦闘をするよりも酷い事だぞ」


「これはどう考えても正当防衛だ!! 魔法は駄目だとして、石を投げてでも撃ち落とせ!!」


 俺が【ドクドクキノコ】と【毒草】を噛みまくった事で、バットよりも先に、地上にいる魔物達が毒の被害に。周囲も俺を素材と思ってるから、バットが毒を撒いてる犯人だと勘違いされてるみたいだぞ。


「俺じゃないぞ……って、骨から毒が漂ってるんだけど!! 呪いの素材なのか!? いや……周りを毒にしてくれてるから、俺を逃げやすくしてくれてるのかも」


 狙われるかもしれないのにポジティブ!! ……じゃなくて、俺がやった事が裏目に出てる!? バットが毒になった様子はないし、俺同様【状態耐性◯】の【能力】を持ってたら最悪なんだけど……


 地上から石を投げつけられるけど、魔物達も毒が回ってるのか、バットまで届いてない……というより、俺の口の中に入り、【石ころ】の数が増えていくわけで……


「わざと俺の口の中を狙ってるだろ!! 狙うのは蝙蝠の方だろ!!」


「うおっ!! 素材がしゃべった……んじゃなくて、魔物なのか!! 毒を街に撒き散らすとか、とんでもない悪党だな」


 思わず出たツッコミによって、バットに正体がバレてしまった。それにしても酷い言われよう……間違ってはいないんだけど!!


「そもそも、俺を素材と間違って盗んだのが原因だろ!! 毒を撒き散らしたのはお前だと、周囲は勘違いしてるだろうけどな」


 本当はバットだけを狙っただけとは、格好悪いので言わないでおこう。けど、その言葉にバットの体が震えて、フラフラし始めるという小物っぷり……じゃなくて、ようやく毒が回ってきた!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ