表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
骨・骨・骨!!  作者: マネージャー
24/67

収納されたのはこちら

ー3ー


「はぁ……ようやく街に着いたわ。昨日よりも断然疲れたんだけど」


 俺達は街に到着。街といっても、木で囲いが出来た広い場所で、集落みたいな感じだ。


「ポン骨を持ってるからだな」


「違うから!! 肉体はないけど、肉体的にも精神的にも疲労があるからね」


 クサイさんの言葉に、レイも思わずツッコミを入れた。俺もレイと同じく精神的に疲れていた。というのも、かおリンが使った【能力】も一つの原因だった。


「あの悪臭がよもやよもや、あんな事になるとは思わなかったからさ」


 かおリンが吐いた【臭い息】は俺やレイからしたら魔物を遠ざける臭いだと思ったのに、植物系の魔物がその臭いに釣られて、寄ってくる始末。(つた)に絡まれそうになったり、種を弾みたいに飛ばしてくるわで散々だった。


「けど、色んな素材が手に入ったんだから、そこまで文句を言う事はないでしょ」


 確かに来る敵、来る魔物を悉くかおリンが倒していき、魔物が落とす素材の幾つかを貰ったわけで、他にも【茸の森】に生えてる素材も、かおリンが教えてくれた。


 かおリンも【収納】があるみたいで、そこまで特別な能力でもないらしい。ただ、かおリンの所持出来る数は百近く……とレベルが全然違う。俺の【収納】は今は十が最大で、手持ちにあるのが……


【ドクドクキノコ】【解毒草】【毒草】【肉厚茸(にくあつだけ)】【石ころ×10】【笑い(だけ)】【謎の草A(くさ)】【謎茸B】【粘着草】


【収納】に入ると、その名称は分かるんだけど、効果までは不明。けど、名前からして何となく想像出来る。【ドクドクキノコ】や【毒草】は毒にさせる物だったり、【肉厚茸】は焼いてみると美味しそうだ(食べるのは別として)


【石ころ】は……ただの石だな。木型の魔物が根の足で石を蹴ってきたところ、レイは俺を盾にする事で防いだ結果、【収納】の中に入ってしまったわけだ。


「そうだよな……素材が多く入った事は本当に助かるわけで、【進化】とか【能力】が手に入るのはなさそうだったけど」


 素材集めの中で骨の素材がなかったのは本当に悔やまれる。


「ポン骨は【骨】が欲しいんだよね。素材集めの時にも言ったけど、基本的に物々交換だから。相手と駆け引きが必要になるよ」


 素材を集める理由の一つ。店の商品は物々交換で行われるらしい。


「売る側の好みもあるし、会話も重要。物の価値も分かってたら尚良し。【謎】系や、私が貰った【腐石】は絶対レアだから、交換しやすいかも。ここまでの案内だったけど、少しお手本を見せてあげるから」


【謎】系の素材と【腐石】はクサイさんが生み出した物……というか、体から生えてきたというべきか。クサイさんが気になった物を口にすると、茸や草が生えてきた。食べた物によって、ちゃんと違いはあるらしい。それは【収納】に入れた事で分かったわけなんだけど……


「魔王候補に挑戦するまで、クサイさんを貸してくれない? 色んな素材が生まれそうで、面白そうだからさ」


【能力】集めをしてるかおリンにとって、特殊な素材を生み出すかもしれないクサイさんは魅力的なのかも。


「断る。私はレイと一緒にいる」


 クサイさんは即断即決した。ある意味、かおリンはクサイさんで実験するようなもんだから。嫌がるのも当然……いや、率先して食べてたから違うか。本当にレイと一緒にいたいだけか。


「仕方ないか。一緒に行動する時だけで我慢するわ」


「なら、問題ない。私も【進化】や【能力】は少しは気になる」


 と、かおリンとクサイさんの契約は成立したみたいだ。これによって、かおリンの交渉術が御披露目されるのか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ