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骨・骨・骨!!  作者: マネージャー
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かおリン登場!!

 レイが振り向く事で、俺も魔物の姿を確認出来た。数ある巨大茸の中に紛れ込んだ木型の魔物。枝を手に、根を足のように動かし、幹の部分に顔が刻まれている。その口部分がレイを吸い込もうとしてるわけだ。


「俺達を餌にしようとしてるのかよ!! 先に言っておくけど、俺を投げるなよ。ドクロの杖みたいな硬さはないからな」


 ドクロの杖の時はデビルドッグの顔を貫通したけど、今回は普通に呑み込まれる気がするぞ。養分がないのは、根が足になってるのが悪いと思うんですけど!!


「クサイさんは大丈夫なのか!?」


 クサイさんの体に生えた【謎の茸】は木の魔物に吸い込まれていくのが見える。本人は重さのせいか、もしくは【鉄骨】を地面に刺してるお陰なのか、吸い込まれる事はなさそう。残った【謎の茸】と【腐った×××】を両手でしっかりと握っている。それは離して貰った方が嬉しい……いや、この位置だと【腐った×××】が俺に直撃する可能性もあるのか!?


「前回はどうやって助かったんだ!? それをもう一回やれはいいだろ」


 もしかしたら、サタリアから貰った【銀の首輪】に【能力】が備わっていて、それで危険を回避したのかもしれない。レイの事だから、ここぞとばかりに披露しようと考えていたとか……


「もう一回やれと言われても……見ず知らずの魔物に助けて貰ったんだよ。あんな風に」


 あんな風? と思ったのも束の間、赤色のスライムが火を吐き、木型の魔物を追い払った。木型という事もあって、弱点は火なのかもしれないけど……


「はぁ……何やってるのよ。昨日、今日で同じように助けられるとかさ。少しは警戒しなさいよね」


 火を吐くのを止めると、スライムは赤色から澄んだ青色へ。【能力】の使用で体の色が変化したんだろう……


「って!! スライムがしゃべってるのか!! 野良の魔物じゃないのかよ」


 生前の記憶はないはずなのに、スライムの姿に見覚えがあるというか、イメージ的に野良魔物で最弱……それが火を吐くどころか、普通に話すなんて驚くだろ!? しかも、声を女性っぽいし。


「骸骨がしゃべってる……レイの持ち物じゃなくて、魔物!? 助けたんだから、お礼に貰おうと思ったのに……頭だけとか凄いわね」


 俺が驚いたみたいに、スライムも俺の姿に驚いてる。頭蓋骨だけだし、何の役にも立ってないから、素材と間違えなれても仕方ないけどさ。


「骨で色々出来たりするんだよ。クサイさんのお尻に刺さったのも、【能力】のお陰だし」


「あれが……恐ろしい【能力】だな……じゃなくて、あれだとよく分からないから」


「おい!! 助けて貰ったからって、俺の【能力】を簡単に教えるなよ。まぁ……アレだと分からないよな」


【鉄骨】がお尻に刺さる能力なんて、骨と関係があると思えないし、強化・劣化とどちらも取れない気とするぞ。


「私には必要なさそうな【能力】だから別にいいけど。私の名前はかおリン。アンタの名前は?」


「俺の名前はポン骨。骨探しに街へ向かうところだ」


「ポン骨……変な名前ね。街に骨をか……」


 変な名前って……自覚はしてるけど、かおリンも大概だぞ。


「昨日もいたけど、かおリンは何で【茸の森】にいるの? 何か探し物でもあるわけ?」


「【能力】集めの一環だよ。素材は【進化】だけじゃなく、【能力】も追加される事があるからね。だから、何か落ちてないかと探してるわけ」


 素材は魔物によっては【進化】だけじゃなく、【能力】を追加させる事もあるのか。スライムが火を吐くくらいだしな。そこまで言うぐらいだし、かおリンは色んな【能力】を持ってそうなんだけど……


「【能力】集めって……魔王候補でも目指しているとか?」


 魔王候補、強いて魔王になるために強くなる。それが理由なら【能力】集めも納得出来るんだけど、俺達からしたら危険なんだよな。

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