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骨・骨・骨!!  作者: マネージャー
12/67

ベルゼブの目は節穴です

ー5ー



「戻ってきましちゃね。デビルドッグ達はまだ到着しちぇませんか」


 監視ハエの案内により、俺とレイ、ゾンビが玉座の間に到着。ベルゼブも玉座に戻ってきている。勿論、デビルドッグがいるはずもない。多分、強化されたデビルドッグ達がそれだと思う。


「まぁ……良いでちゅ。後ろを取る形になるかもしれまちぇんから。やちゅらを迎え撃ちゅ前に、レイはその格好良い武器を僕に渡しなちゃい。それは僕にこそ相応しいと思いまちぇんか?」


 格好良い武器というのは、俺の事か!? 確かに頭蓋骨であるドクロが良い味出してそうだが。


「あの……これはポン骨なんです。新しい別の骨を与えて、強くするのもありなんじゃ……」


 レイは俺をベルゼブに渡すぐらいなら、【補骨】で俺自身を強化させといて、裏切らせる方法もあると考えてるのかも……


「この姿で十分でちゅ。見た目も大事でちゅから。武器としても使えそうでちゅからね」


 ベルゼブはドクロの杖をいたく気に入ったみたいだ。


『これはベルゼブに渡すしか方法がないけど……大丈夫かな?』


『大丈夫……だと思いたいな。その方がデビルドッグの方に頭蓋骨を向けるから、【協力】を求めやすいかも。ベルゼブの暗示が効かない事を祈るしかないけど』


 ベルゼブは何本もある細腕で俺を持つ。クサイさんみたいに腕がもげる事はなさそうだ。


「良い感じでちゅ。魔法は……使えないんでちゅか? 僕が使ったように見せちゃいんでちゅが」


「それは展開…無理ですね。力と耐久には自身があるんですけど……ベルゼブ様は魔法が使えないんですか?」


 俺に魔法を使えるかを聞いてきたのは、そういう事だよな?


「子供である僕はまだ魔法を上手く使えないんでちゅ」


 魔法が使えないんなら、レイは普通に殴り倒せるのでは? ……いや、俺の右手と一体化してるから、普通の攻撃も受ける可能性があるのか。それでも、ベルゼブは魔王候補になれたんだから、暗示以外で凄い力を持ってるのかも。


 暗示は俺やレイに効いてない時点でそこまでと思うし、暗示自体が魔法の一つなら、上手く使えてないわけだ。


「来ましちゃよ。レイとゾンビは僕の左右に立ちなちゃい。ここは格好良いところを見ちぇないと」


 強化されたデビルドッグ達と……クサイさんが玉座の間に入ってきた。クサイさんは一体何をやってるんだ?


 ベルゼブは俺を持ちながら、ガラクタの椅子に座って格好をつけている。レイも渋々横に浮いてるけど、ゾンビの方は知性がないせいで、周辺をうろついてるんだが……


「ふっふっふっ!! お前ちゃちがデビルドッグの姿を装うとも、僕の目は誤魔化されまちぇんよ。魔王候補の座を奪いに来たんでちゅね」


 残念だけど、ベルゼブの目は節穴です。デビルドッグで間違いないから。しかも、犬人間達はベルゼブの問いに答えない……というより、そんな頭を持ち合わせてない。


 単にベルゼブからの餌を、涎を垂らしながら待っているだけだ。クサイさんは……俺達に向けて、取れそうな手を振っている。


「答える義務はないちょ。僕を殺しちゃくて、仕方ないんでちゅかね」


 ベルゼブがデビルドッグ達を怪しむ前に、【与骨】の効果、【協力】によって攻撃させないと。倒せないまでも、ベルゼブを弱らせて欲しい。


「ベルゼブ様、私は後ろにいるゾンビを任せて貰います」


「ん? あのゾンビの敵なんでちゅね。お任せしまちゅよ」


 レイは俺をチラ見した後、戦闘開始とばかりに飛び込んでいく。クサイさんが相手だから、戦ってるふりをするんだろうな。二人にとってはそれが最善だ。ベルゼブも疑ってる様子もない。


 なら、こちらも【協力】発動!! 狙うのはベルゼブだ。

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