表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/153

第六十七話

ユウ先輩が女の子を助け、騎士団をボコった。

言葉にすると簡単なのだが、コレはかなり面倒事なのではないか?

一先ず、ユウ先輩の言い分を聞きたいので宿屋に戻った。

この後、どうするか?


「っでどうして騎士団ぶっ飛ばしてるっすか?」


「実は・・・カクカクシカジカでな」


「成程、その女の子を助ける為に騎士団をぶっ飛ばしたと。ユウ先輩、その女の子が悪だった場合どうするんです?」


「ああ、それは無いと思う」


「何故っすか?」


「勘だ!」


「勘っすか?まあ、ユウ先輩の勘は外れないっすけど」


「それに、もし悪だったら・・・」


「だったら?」


「俺がケジメをつけるさ」


そう言ってユウ先輩は魔力を解放した。これ、普通の人なら気絶するんじゃ?


「キュウウ」


あーあ、女の子が気絶した。やり過ぎ何だよな。ユウ先輩は。


「おーい、起きろ!オオルリー!」


「・・・はっ!私どうしたのでしょう!」


「大丈夫だよ!オオルリちゃん!ちょっと気絶しただけだから!」


「マシロちゃん。わ、分かったわ!」


「さてと、オオルリ。そろそろ依頼内容を話してくれないか?」


「そうでした!実は、私は隣街の住人なのですが、あの騎士団に連れ去られて此処に来ました!元の街に帰りたいのです!護衛をしていただけませんか!」


「連れ去られたか。何故騎士団がお前を?何か理由があるのか?」


「えっと、その分かりません。友達と遊んでいたら急に連れ去られたので」


「ちなみにその友達は?」


「・・・分かりません。多分逃げれたとは思いますが、彼奴等の狙いは私だったと思うので」


「可哀想。師匠!助けてあげましょう!」


「そうだなー、どうするか?」


「いいんじゃないっすか?どうせ、早くこの街を出ないと出れなくなりそうっすから」


「私も賛成です。出来るだけ今日中に行きましょう。多分もう少ししたら出入り口封鎖されそうですし」


「なら、今からいくか!ちなみに、オオルリ。依頼料はいくらだせる?」


「え、えっと、その、家に帰ればお母さんにお願いします。あんまり高いのは無理ですけど・・・」


「分かった。取り敢えずそれでいい。ダイ、ノリ、マシロ!すぐに出るぞ!準備しろ!」


「了解っす!」


「まあ、この街での最低限の情報収集は終わりましたし、面倒事になる前に出ましょう」


「オオルリ!私達があなたを家まで届けるから!」


「ほ、本当に?」


「大丈夫!師匠達は強いんだから!」


俺達はすぐに出掛けれる準備をした。街を出るための門まで行ったが、問題無く街を出れた!まだ、ユウ先輩はお尋ね者にはなっていないようだ!


「っで街を出たのはいいけどどっちに進めばいいんだ?」


「確か、ギルドで聞いたのは、港とは反対側に三日程離れた所にあるそうですよ」


「結構遠いっすね!まあ、問題無いっすけど」


「そうだオオルリ。街の名前は何だ?」


「私の住んでる街名前は、エクリアデュナレスです!」


「合ってるかノリ?」


「ええ、合ってます。どうします?普通に行きますか?それとも飛ばして行きますか?」


「それじゃあ、飛ばしていくか。三日程なら走った方が速いしな」


「了解っす!この子はどうするっす?」


「俺がおぶって行くわ。それが一番速いしな」


「分かりました。では行きましょう」


「先頭はノリ、次に俺、マシロ、ダイの順番で行くぞ」


「私が先頭ですか。まあ、仕方ありませんね」


「俺が一番後ろっすか!」


「遅れんなよ。遅れても気づかないからな!」


「大丈夫っすよ!任せて下さいっす!」


「マシロは俺の後ろでオオルリを見といてくれ。疲れてたら教えてくれ。休憩を取るからな」


「分かりました!師匠!」


「え、えっと私はどうすれば?」


「俺の背中に掴まれ。急いで帰る為に走るからな!」


「わ、分かりました」


「走り出したら喋るなよ。舌を噛むからな!あと疲れたら俺の肩を叩け。分かったな」


「は、はい?分かりました」


「おっし!行くぞ!魔力列車だ!」


この間までの特訓で、俺とノリ先輩も魔導甲冑が使えるようになったから、それで走って行けば速いって事になり、一列になり進み、先頭が風除けの魔法を張りながら進む!魔力の消費が多いのが難点だ。

ただ、この魔力列車はスピードだけはピカイチだ!

まあ、森の中とか障害物が多い所はちょっと面倒だけどね。


「は、早すぎるー!」


「いやー、これ魔力の消費はエグいっすけど速いっすね!」


「まあな、ってかこの辺、何もないな。めちゃくちゃ平坦で周りに何もないな」


「結構広いっすよね?昔何かあったんすかね?」


「さあな。けどこんだけ広い平野初めて見たな」


「ちょうどいいし、ここで少し休憩しましょうか?ここなら奇襲も出来ないでしょうし」


「だな。取り敢えず休憩するか」


まじで広い平野で俺達は休憩することにした。ちなみにオオルリはユウ先輩の背中で気絶していた。


「マシロー、オオルリを起こしてくれ。その間に俺達は飯の準備しとくわ」


「了解です!師匠!」


「オオルリちゃーん!起きてー!休憩だよー」


「う、ううん。あれ?私は何してたっけ?」


「師匠の背中で気絶してたよ?大丈夫?」


「は、はい。それでここは?えっ!もう決闘の平野についたのですか!」


「何だ決闘の平野って?」


「ここの場所の事です!見渡す限り平原なので、決闘によく使われるのです」


「確かに、此処だと伏兵とかしても丸見えだな」


「そうなのです!って此処まで来るの早すぎませんか!ララードルーキーから一日はかかる距離ですよ!それを半日で!早すぎます!」


「そうか?まあ、取り敢えずここで休憩だ。飯を食えるか?」


「え、ええ。大丈夫です」


「今回は俺が飯を作るっす!任せて下さいっす!」


「私は少し周りを見てきます。何も無いとは思いますが」


「マシロは少しでも休んどけ」


「分かりました師匠!」


「ユウ先輩はどうするっすか?」


「俺はオオルリと話でもするかな!お前が何を隠してるのかを聞かせて貰おうか!」


「え、えっとその!」


「此処まで関わってるんだ。お前が隠している事を話してくれないか?」


「・・・」


「大丈夫だよ!オオルリ!師匠達ならあなたを助けてくれるよ!」


「分かりました。貴方方を信じます。私は、今から行く街エクリアデュナレスの街長の娘なのです」


「あー、だから誘拐されたのか。しかし、誘拐したのが別の街の騎士団か。理由は分かるか?」


「それは本当に分かりません。急に攫われたので」


「ちなみに、一緒に遊んでいた友達ってのは誰だ?」


「ララードルーキーの街長の娘、メーヌ・アンジュさんです」


「まてまて、って事は、お前は自分の街で誘拐されて、隣街まで連れ去られたのか?」


「そうなります」


「奴等の目的は何だ?隣街の長の娘を誘拐してどうするつもりだったんだ?」


「分かりません」


「騎士団の奴等は何か言ってなかったか?」


「特に何も。あっ、そう言えば!」


「何か言ってたか?」


「はい。もう少しで何かが始まるって言ってました!」


「そうか、成程な」


「な、なにか分かったのですか!」


「ああ、一つ分かった。」


「そ、それは!」


グゥ〜!ユウ先輩の腹の音が響き渡る!


「腹が減った!」


「え、えー!真面目な話だったのに」


オオルリはがっくりとしている。それをマシロが支えている。


「じゃあ、取り敢えずご飯食べようっす」


「だな、腹が減ってはいい考えも出来ないからな!マシロ、オオルリと手を洗ってこい」


「はーい!オオルリちゃん!こっちこっち!」


「え、ちょ、ちょっと待ってマシロちゃん!」


マシロがオオルリを連れて少し離れていく。俺はユウ先輩に近づいて小さな声で話す。


「何か分かったんすか?」


「多分始めるのは戦争だろう」


「やっぱりっすか。じゃあ誘拐は開戦の為っすかね?」


「多分な。あと、一緒に遊んでたもう一人の子供も拐われてるだろうな」


「だから誤魔化してたっすか?」


「いらん心配かけなくてもいいだろ。っとノリも帰ってきたな」


「どうやら何か分かったみたいですね。ダイ、後で教えて下さい」


「まあ、取り敢えず飯を食おうぜ。頭使うと腹が減るぜ」


その話し合いが終わったぐらいでマシロとオオルリが帰ってきた。


「師匠!手を洗ってきました!」


「よし、じゃあ飯にしよう。ダイ配れ!」


「了解っす!」


その後全員で飯を食べた後、再び魔力列車でエクリアデュナレスを目指す。日暮れになり、街の近くで野営をする事になった。明日朝一で、街に入るようになった。果たして俺達は無事にオオルリを家に戻せるのか!

そして、還る為のアイテムを回収出来るのか?

どうなるか分からないけどやれる事をきっちりやっていくぜ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ