第五十三話
宿屋にやって来た二人の『十二守護獣』!目的はユウ先輩との戦いだ!
果たしてユウ先輩はどうするのか!
戦うのか?それとも逃げるのか!今後の展開が楽しみです。
「おい、ダイ。お前楽しそうだな。他人事だと思って!」
「えっ?だって他人事っすから」
「お前なー」
「ちょっと、私達を無視しないてくれる?」
「そうだぜ、早くアタイ達のどっちと戦う決めろよ!勿論アタイだよな?」
「何言ってるんです?私の方が先に予約してたんです。だから私からです」
「いやー、ユウ先輩モテモテで羨ましいっすねー」
「なんなら代わってやろうか?」
「遠慮するっす!」
「それで、どうすんだい。いつ、どっちと、何処でやるんだい!何なら今からやるかい?」
「だから、私の方が先です。全く、胸が貧相だと気も短くなるのかしら」
「何だと!お前こそ脳に行くはずの栄養が、胸に行ってるからトロいんだろ」
「なんですってー」
「なんだよ!殺るか!」
「だー!うるせー!分かった、やるよ!」
「本当かい!どっちとやるんだい?」
「勿論私だよね」
「面倒だから明日の朝二人共やってやる。何処かいい場所はあるか?」
「おいおい、アタイ等二人を同時にやろうってのかい?それは幾らなんでも舐めてないかい?」
「そうですね。返答次第では明日とは言わず今から死合をしますか?」
「今、試合の意味が違った様な気がするっす」
「舐めてるかどうかは明日分かる。っで何処かいい場所は?」
「・・・、場所は海岸の舞台でいいんじゃないか?あそこなら全力出せるし」
「そうですね。しかし、今回みたいに逃げる事はしませんよね?」
「安心しろ。明日は俺も全力を出してやる」
そう言ってユウ先輩は椅子から立ち上がり魔力を放出した。ユウ先輩からの圧力が大幅に増えた。
流石に二人共怯えるかと思って見て見ると、二人共笑顔になってる。
「イイね、イイね!これなら楽しめそうだぜ!」
「本当に!私の目は正しかったと言う事ですね」
なんであの状態のユウ先輩を見て笑えるんだよ!本当に戦闘狂だな。この二人!
「明日の朝、海岸舞台に集合!それでいいな」
「いいですよ!楽しみにしておきましょう」
「アタイも楽しみだ!」
そう言ってシュガールさんとベンガルさんは宿屋を出ていった。
「ユウ先輩、明日は本当に戦うっすか?」
「しゃーねーだろ。ほっとくと何時までも追いかけられるから。面倒だろ」
「師匠、あの人達と結婚するんですか?」
「するわけないだろ。安心しろマシロ。俺達はまだまだ旅をしないと行けないんだからな!」
「そう、ですよね!師匠付いて行きます!」
「勿論だ。マシロ、お前は俺達の一番弟子だからな!」
「師匠ー!」
また、ユウ先輩がマシロを抱えている。この人等飽きないなー。
「ユウ先輩、ちなみに舞台の場所は分かるっすか?」
「あー、ノリ。分かるか?」
「ええ、キチンと調べてありますよ」
「流石ノリ先輩っす!」
「所でダイとマシロは明日どうします?」
「私は師匠の戦いを見学します!」
「俺も見学したいっすね」
「なら、私も明日はユウ先輩の試合を見に行きましょうかな」
「あー、面倒だな。船さえ出てれば戦わずに行けたのにな」
「それはしょうがないです。まだ出航未定なんですから」
「沈没原因がわからないっすからね。けど気になるのは!」
「船の沈没場所が近づいてるって事ですね。一回目がここから三日離れた所で沈没、二回目は二日離れた所。もし、三回目があればもしかしたら」
「更にここから近い場所で沈没してたかもな」
「もしかしたら、明日原因が現れるかもっすね」
「ははは、っで俺達の喧嘩に乱入してくるってか?」
「いいですね。それなら沈没原因も解決できて、私達も別の大陸に行けて万事オッケーですね」
「・・・やめよう。何か、本当にソレが起きそうで嫌だな」
「ですね。それじゃあ明日は早いですからもう休みますか」
「了解っす!それじゃあお休みっす!」
俺達はそれぞれの部屋に戻り休む事にした。
この時は思わなかった。俺達が冗談で言ったことが本当になるなんて!
な~んて、そんな事にはならないと思うけど、とりま明日のユウ先輩の戦いを楽しみに休みますか!
〜ムーンパレス近くの海底〜
「あ〜、やっと陸に近づいてるな!そろそろ魚は食い飽きてきたからな。さてと、あそこには俺を楽しませる奴はいるかな?」
今まで以上の戦いがこれから起きようとしてるなんて、今の俺達には理解出来なかった。
果たして無事に還る事は出来るのか?




