第五十一話
前回のお話。ユウ先輩がボンッ、キュッ、ボンッ!のナイスバディの女性を連れて帰ってきた。その女性は『十二守護獣』の一人、シュガールさんだった!
何をどうしたらそうなるのか?ユウ先輩に詳しく聞いてみよう!
「ユウ先輩、そちらの女性はどうしたんですか?」
「うるせ、俺に聞くな。ってか宿屋までついてくんな!」
「いいじゃないの!ねえ、やりましょうよ。いいでしょう?」
「だから、やらねーって言ってるだろ!いい加減にしろ」
「あんなの見せつけておいてお預けなんて、酷い人だね」
「だから、見せつけてねえよ!いい加減帰れ」
「いい加減、師匠から離れろー!」
マシロが大声を上げてユウ先輩とシュガールさんの間に入った!
「あん!もう、しょうがないわね。今日は此処までにしとくわね。明日やりましょうね」
「やらねって言ってんだろ!」
「あはは、じゃあまた明日ね!」
そう言ってシュガールさんは帰っていった。
「ってかユウ先輩。何をどうしたらシュガールさんを連れて帰ってきたっすか?」
「連れて帰ってねーよ。勝手についてきたんだよ」
「それでそうなった理由は何ですか?」
「・・・マシロと散歩中に酔っ払いに絡まれたんだ。そいつをブチのめしたらアイツが声をかけてきたんだよな。マシロ!」
「はい、師匠がやっつけた後、あの女の人が絡んできました!」
「あの、やるって事は?」
「何か、俺と戦いたいってしつこいんだよ。俺はやりたくないって断ってるのに」
「あー、やるってそういうことっすか。俺はてっきり・・・」
「阿呆、マシロの教育に悪い事言うんじゃねー」
そう言った後に、ユウ先輩が俺の背後に現れたと思ったら身体を曲げられ、こ、この形は卍!
「卍固めだ!コノヤロー!」
「いたた!ギブ!ギブっす!」
「ノリ師匠?ダイ師匠は何を言おうとしたんですか?」
「そうですね。マシロがもう少し大人になったら教えてあげますよ。ユウ先輩が」
「分かりました」
「それで、ユウ先輩。シュガールさんとは戦ってないんですか?」
「ああ、何で知らない女と戦う必要があるんだって言って断った。」
「それが正解ですよ」
「本当っす。戦わなくて良かったっすよユウ先輩」
「???どういう事だ?」
「実は情報収集した時に聞いたのですが、先程の女性、『十二守護獣』の一人です」
「あー、だから強そうだったのか」
「そうっすよ!戦わなくて本当に良かったっすね。ユウ先輩」
「何だー、ダイ。俺が負けると思っているのか?」
「いやいやいや。違うっすよ!ちょっ!待って!タワーブリッジはヤバいっすから!」
「違いますよ、戦って勝たなくて良かった。そう言っているのですよ。ユウ先輩」
「???ますます分からん。勝たなくて良かったってどういう事だ?」
「これも聞いた話なんですが、この街と隣の街の『十二守護獣』は女性なんです」
「ああ、それは聞いたな」
「それでその二人が常に口にしているセリフがあるんです」
「なんだ?」
「私を倒した相手と結婚すると」
「・・・あっぶねー!戦わなくて良かったー」
「負けるとは考えないっすね」
「師匠が負けるはずないです!」
「そうだろ!マシロ!」
「師匠ー!」
ユウ先輩がマシロを担ぎ上げている。
「しかし、多分明日また来ますよ。シュガールさん」
「面倒だな。船はどうだった?」
「原因不明の事故のせいで出航未定です」
「原因不明か。面倒な事が起きそうだな」
「どうするっすか?」
「明日、隣の街に行こう。ここにいたらまたアイツがくるしな」
「そうした方がいいですね。面倒事は勘弁して欲しいですから」
「・・・ノリ、もしかして怒ってるか?」
「いえいえ、全然。私達が真面目に情報収集してるのに、ユウ先輩は、面倒事を、引き連れてきたから、怒るなんて、そんな事ある訳ないじゃないですか」
あっ、これ。ノリ先輩怒ってるわ。
「ノリ師匠、ちょっと怖い」
「ノリ先輩、普段あんまり怒んないっすけど、怒ると怖いっすよねー。じゃあ、俺は部屋に戻るっすね」
「私もー」
「あっ、待て!ダイ!マシロ!」
「ちょっとユウ先輩。聞いてますか?」
「分かった!俺が悪かったから勘弁してくれ」
その後もノリ先輩の説教が続いていた。俺とマシロは部屋に戻ってベットで休んでいた。
二時間後にノリ先輩が帰ってきた。少しスッキリした顔で。大分鬱憤が貯まってたんだろうな。
とりあえず、明日になったらムーンパレスへ!
還る為の準備を頑張るぞ!




