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第五十話

サンパレスの宿屋に着いた俺達。二手に別れて情報収集する事になった。

ただ、ユウ先輩とマシロは散歩だから、実質俺とノリ先輩が情報収集担当だ。


「おっし!マシロ散歩にいくぞ」


「分かりました!師匠!」


そう言ってユウ先輩とマシロは出ていった。


「じゃあ、私達も行きましょう」


「了解っす!ギルドと船着場、どちらから行くっすか?」


「まずは船着場ですね。その後ギルドに行きましょう」


「場所は宿屋の人に聞いてるっすから、とりま行くっすよ」


俺達は船着場に向かった。船着場は、何故か人が少なかった。


「人があんまいないっすね」


「そうですね。何かあったのかもしれませんね」


「とりあえず、話を聞いてみるっす。そこのおねーさん、ちょっとお話いいっすか?」


「はい、どうしました?」


「人が少ないっすけど、何かあったっすか?」


「ええ、実はここ二回の航海で船を破壊される事件が起きているんですよ」


「船を?ここで?それとも沖で?」


「沖ですね。今の所、死亡者は出ていないのですが、船が二隻沈められてます」


「原因は?」


「それが分からないのです。急に船を攻撃されてた沈んだそうなんですが、沈めた犯人を目撃した人は誰もいないんです」


「二回ともっすか?」


「はい。しかも、一回目はここから三日程の時に破壊され、二回目は二日程の時に破壊されてます」


「少しづつ近づいているのですか?」


「そうなんですよ!だから、今船は出せなくなっていて、そのせいでお客様が少ないんです」


「船が出せない?じゃあ、他の大陸に向かう船も?」


「今は出て無いですね。原因が分かるまで出航停止中です」


「マジっすか!ちなみにいつ出航か分かるっすか?」


「うーん。沈没原因が分からないと、出航出来ないので、まだ見通したたないんですよね。ここの人達もいつ来るのか分からない出航を待っているんです」


「マジっすか!ノリ先輩どうするっす?」


「こればかりはどうしようも無いですから、とりあえずギルドで情報収集しましょう」


「そうっすね。あっ、おねーさんありがとうっす!出航するようになったらまた来るっすね」


「はい、お待ちしてますね」


俺とノリ先輩は船着場を出てギルドへと向かっていく。


「しかし、沈没の原因って何なんすかね?」


「さあ?けど、少し嫌な予感がしますね」


「ノリ先輩もっすか?俺もちょっと悪寒がしてるっす」


「まあ、情報が無いのに考えても仕方ありません。ギルドへ行きましょう」


「了解っす。っで何の情報収集するっすか?」


「とりあえずこの街にいる『十二守護獣』について調べておきましょう」


「あー、このサンパレスとムーンパレスに一人づついるんでしたっけ?」


「そうです。一応、この街の重要人物ですから調べて損は無いはずですからね」


「とりまギルドに行きましょ!何か、良い情報があるかもっすから!」


「ええ、そうですね」


俺とノリ先輩はギルドに入って、少し情報収集をしてから宿屋に戻った。ユウ先輩達はまだ帰ってきていなかった。


「ユウ先輩、遅いっすね」


「まあ、マシロも一緒だから暴れては無いと思うんですが。おっと噂をすればお帰りなさ・・・」


ノリ先輩の言葉が止まった。何事かとユウ先輩の方を見ると、ユウ先輩とマシロだけではなく、もう一人女の人がいた。

奇しくもその女の人を俺とノリ先輩は知っていた。

先程までギルドで情報収集していた一人、この国の『十二守護獣』の一人、名をシュガール!

そんな有名人がどうしてユウ先輩達が一緒に帰ってきたのか?その謎は次回明かされる。

果たして俺達は無事に大陸を渡り、還れるのか!






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