第三十九話
メリノ王子様へ報告を行い、宿屋で寝て、次の日の朝を迎えた。朝日が昇ると同時に俺達はホワイトフォートを後にした。
「けど、良かったっすか?ユウ先輩?」
「んー?何がだ?」
「メリノ王子様の件っす。王位継承権関わらなくて良かったすか?」
「当たり前だろ。何で面倒事に自分から突っ込むんだよ」
「それはそうっすけど」
「あんなのは身内で片付けた方が良いに決まってる。余所者が口を出しても良い事ねーよ」
「・・・ノリ先輩はどうっすか?」
「まあ、私達にも目的がありますし、それに・・・」
「それに?」
「いえ、メリノ王子様なら大丈夫でしょう」
「???」
「気にしなくていいですよ。マシロも大丈夫って思いますよね?」
「はい!メリノ王子様なら大丈夫だと思います!」
「ほれ、マシロも大丈夫って言ってんだからとっとと行くぞー。今日中には港町に行くぞー」
「了解っす」
その後、特に問題も無く、目的地の港町に着いた!
「すげー順調っすね。また、何か起きるかと思ったっすけど」
「阿呆、今までが異常なんだよ。次から次に面倒事 に巻き込まれて」
「そうっすね!でもこれ、フラグじゃないっすか?何も起こらないって言って起こるやつじゃないんすか?」
「大丈夫でしょう」
「何でっすか?ノリ先輩?」
「今のセリフをユウ先輩が言えば起きるでしょうけどダイなら、ねぇ?」
「めっちゃ納得するけど、納得出来ない理由っすね!わかりますが!」
「ほら、ごちゃごちゃ言ってないで、今日中に船が出るか確認しようぜ」
「師匠!私、海初めてです!広いですねー!」
「おっ、マシロは初めてか!なら、砂浜にでも行ってみるか。海に触れてみようぜ!」
「やったー!行きます師匠!」
「ちょっとユウ先輩!船の確認はどうするっすか!」
「仕方ないです。私とダイで確認しましょう。ユウ先輩、マシロには甘いんですから」
「本当っすよ!とりま、船に乗れるか確認しようっす!」
その後、ノリ先輩と確認した所、今日の船はもう終わっており、明日の朝なら乗れるとの事だったので、予約をして来た。メリノ王子様に貰った紋章は効果抜群で一等席を取れた。
その事を、砂浜で遊んでいるユウ先輩とマシロに伝え、本日泊まる宿を探した。
無事に宿を見つけ、泊まることになり皆で夕食を食べている時に、とある噂が流れてきた。
何でもホワイトフォートの王様が、第二王子に決まったのだと。第一王子は国を出て行き、何処かに行ってしまったと。
「本当に大丈夫だったんすね」
「まあ、大変なのは此処からだろうけどな」
「それでもメリノ王子なら大丈夫でしょう」
「メリノ王子、良かったです」
飯を食べた後、俺達はそれぞれの部屋に戻って休んだ。俺は何にもしてないけど知り合いが王様になるって凄い事だよな。あんま実感ないけど。
明日には俺たちは海を渡り、別の大陸へ行く。どうなるか分からない不安はあるが、ほんの少し、何か良い事があるかもって思える。
早く還る為に必要な物を見つけて日本に還ろう!




