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第二十八話

あれから3日経ち、宿屋にて過ごしていると豪華な馬車が迎えに来た。どうやら王城からの迎えらしい。皆で馬車に乗り王城へ向かう。果たして何もなく終わるのかとても心配である。


「っでこの後どーなるっすか?」


「とりま報酬貰って、俺達の欲しい情報があるかを聞いたら帰るかなー」


「帰れるんすか?」


「帰れるだろ?特に何もないんだから」


「いや、ユウ先輩トラブルメーカーじゃないっすか!また面倒な事になるんじゃないっすか?」


「誰がトラブルメーカーだ!俺だって好きでトラブル起こしてねーよ!」


「まあまあ、先ずは王子様に会って、話を聞いてから考えましょう」


「そうだな。とりま王子様に会いに行くか」


それから馬車は王城に向かい、城の中に入っていく。その後、兵士に連れられて王子様の居る部屋へと案内される。兵士がドアをノックし、中から返事を聞き、部屋の中に案内された。


「良く来たな。3日ぶりだな。ユウよ」


「おう、どーした?疲れた顔をしてるじゃあないか?」


「言うな。色々調べてたら3日なぞすぐに過ぎたわ」


「ほー、大変そうだな」


「ああ、大変だ。・・・あの鎧、やはり隣国の物で間違い無かった」


「おー、人気者の王子様は辛いねー」


「全くだ。兄のみならず隣国にまで狙われるとは」


「あれ?そういえばポロワスは?」


「ああ、あいつには今調べ物をしてもらっていてな。もうそろそろ・・・」


王子様のセリフの途中でドアがノックされる。


「失礼します。ポロワスです。入室してもよろしいですか?」


「ちょうどいい。ユウ達も来ている。入ってこい」


「失礼します。おや、ダイにノリ、そしてマシロ。久しぶりですね」


「ナチュラルに俺だけ無視してるのかよポロワス君よー」


「おや、いたのか?見えなかったぞ」


「俺が見えないだと?やんのか駄目執事が!」


「誰が駄目執事だ!別にやってやってもいいぞ!」


「全く、なんでお前等はこんなに仲が悪いんだ?」


「何故がコイツだけは合いません」


「ポロワスがこんなに感情を表に出すのは珍しいのだがな」


「はっ!もしかしてポロワス!俺の事を・・・」


「よし、今すぐに殺してやろう」


「ユウ先輩も、話を聞きにきたんでしょう。真面目に聞きましょうよ」


「分かったよ!っでメリノ王子様。約束の物を貰いに来たぜ」


「分かっている。取り敢えずこれは盗賊討伐の報酬だ」


「サンキュー。所でさ、あの男爵はどうなったんだ?」


「男爵?あぁ、ジェイコブか。あいつは死刑となる予定だ」


「ふーん。依頼主は吐いたのか?やっぱりお兄様だったのか?」


「いや、男爵曰く、女性だったそうだ。嘘か本当か分からんがな」


「ほーん。あと、盗賊達の鎧はどうだった?」


「アレを準備したのも女性だそうだ。盗賊の頭が吐いた。男爵の使いと言っていたそうだ」


「そっかー、大変だな。じゃあ俺達はこの辺で」


そう言って部屋を出ようとするユウ先輩の腕をメリノ王子が掴んだ。


「えっと、王子様。俺達は帰りたいのだが?」


「ここまで話を聞いたんだ。一つ頼みがあるんだが」


にこやかな笑顔でメリノ王子様が話かけてくる。


「なるほど、・・・だが断る!!」


「な、なぜ!」


「この松山遊星のもっとも好きな事の一つは、自分を偉いと思ってる奴に、NOと断ってやる事だ」


言ったー!ユウ先輩!あの有名漫画家と同じセリフを言ったー!そんなセリフを王子様に言うからポロワスさんが怒ってるー!


「遺言はそれでいいか?メリノ王子。今こそコイツの処分を!」


「まてまて、ポロワスよ落ち着け」


「しかし!」


「こちらは頼み事をしている方だ。選ぶ選択は向こうにあるのだから」


「まあ、冗談はさておき、なんだ頼み事ってのは?」


「・・・隣国へ調査に向かってくれないか?盗賊達や男爵の言う女性が本当にいるのか確かめて欲しい。それに隣国の情報収集も頼みたい」


「嫌だ!面倒!」


「コイツっ!!」


「そこを何とか頼む。私には、もう信用出来るのはお前達しかいないのだ」


そう言うと王子様は俺達に向けて頭を下げた。


「メ、メリノ王子!なぜそこまで」


「先程も言ったがこちらは頼み事をする方だ。なら、誠意を見せるのが筋ではないか!」


「メリノ王子の心意気は分かった。少しチームで話してもいいか?」


「もちろんだ」


ユウ先輩は俺とノリ先輩、マシロで円陣を組んで話し出す。


「どーするか?」


「受けてもいいんじゃないっすか?どうせ隣国には行く予定でしたし」


「だが、調べた後またこの国に戻って来なきゃいけないだろ。それが面倒なんだよな?」


「私も受けていいと思いますよ?王族に貸しが出来るのはプラスですしね」


「私は困ってるなら助けてあげるべきだと思います!」


「反対1、賛成3か。なら依頼として受けるか」


「話はまとまったか?」


「おう、俺達アースが依頼受けよう。細かい取り決めはノリ!任せた!」


「ユウ先輩、そろそろ自分でも決めて下さいよ。まあ、やりますけど」


「では、ポロワス。ノリと細かい打ち合わせを頼む。私はユウ達と情報交換を行う」


そして、三十分程話し合いをしていると、ふいに部屋にノック鳴る。


「失礼します。メリノ王子、こちらに愚息はいらっしゃいますか?」


「ああ、いるぞ。丁度いい所に来た。入れ」


王子様の声で入室してきたのは何とイケオジな人!

この人は誰なのか?そして、今回の任務に関係あるのか?俺達は元の世界に還れるのか!次回に続く!

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