第二十五話
何とかなった悪者退治!
今から王子達と一緒に飯を食べる事になったけど、
マナーなんて分からないが大丈夫だろうか?ってか俺の作った飯で大丈夫なんだろうか?不安やなー。
俺が調理しようとした時に、ユウ先輩が村長に話しかける。
「おい、村長。今から飯にするから村人全員呼んでこい」
「えっ、いや、王族の方と一緒というのは我々には荷が重いと言いますか、その・・・」
「安心せよ。こんな時だ。マナーなど無粋な事は言わん。私の事は其辺の村人でも思うが良い」
「ほれ、王子様の許可もでた。村人全員呼んでこい」
「わ、わかりました」
「ちょ、ユウ先輩!そんな大勢の飯つくれないっすよ!」
「大丈夫だよ。村人に手伝わすからよ。材料は俺等が出すんだから作るぐらいやってもらうさ」
「それならいいっすけど」
「それよりノリ、よく土のドーム作ってたな」
「ええ、何か揉めそうな気がしたのでとりあえず隠して置きました」
「ナイス判断!」
「それよりもあの盗賊達、何かまだ希望を持ってそうなんですが、まだ何かあるんですかね?」
「あ!もしかして」
ユウ先輩が馬車で盗賊達の所へ行き、馬車の中から何かを投げた。
「お前達の待ってたのはコイツか?」
ユウ先輩が投げたのはこの村に来る前に捕まえた盗賊だった。
「ば、馬鹿な。頭領なのか。あんだけ強かった頭領が・・・」
「は?えっ?じゃあもう助けは来ないのか?」
「なんだよ!助けてくれよ!誰か!」
「誰も助けに来ないぞ。大人しくしとけよ。そうしないと今度は本気でヤルぞ」
ユウ先輩はそう言い終わると魔力放出をしたのだろう。ヤバいくらいの圧力がユウ先輩から放たれる。ユウ先輩の目の前にいる盗賊が気絶してる。
「なんて魔力だ。お前達、本当に何者だ。これ程の実力者、噂にならないなんておかしいだろ」
王子様もびっくりして言葉遣いが変わってるやん。
まあ、いきなりあの魔力を見たらびっくりするよな。
「それじゃ飯にするか。村長」
「・・・」
「あれ?村長?」
「ユウ先輩、村長気絶してるっすよ」
「まじかー!どうすっか?」
「私が村人を呼んできます。ダイは調理をして下さい。マシロとユウ先輩は王子様の護衛と盗賊達の見張りをお願いします」
「了解っす」
ノリ先輩が村人を呼びに行き、マシロはユウ先輩の近くに行く。
「師匠!かっこよかったです」
「そうだろ!マシロもこれぐらい出来るようにならないとな!」
「はい!」
「お前はこんな子供にも修行をしてるのか?」
「マシロは俺達の家族だからな。それに本人も強くなりたがってるしな」
「はい!師匠の弟子として恥ずかしくない弟子になります」
「まあ、お前達の事だから別にいいが。それじゃ、食事が出来るまでお前達の話を聞かせてくれ」
「やだよ。面倒から」
「そう申すな。私もお前達が気になるんだ。どうせ食事が出来るまで時間があるんだ。折角だし話を聞かせてくれ」
「えっと、師匠私も気になります。私と会う前の師匠達の話とか聞きたいです」
「マシロもか、仕方ない。少しだけだぞ。何処から話そうかな、あれは・・・」
ユウ先輩が王子様とマシロに話始めたら、ノリ先輩が村人を集めてきた。村人何人かと一緒に料理を作って出来上がる頃に執事が戻ってきた。
「メリノ様。聞き取りは終わりましたが、これは一体」
王子様とマシロはユウ先輩の話を聞いて、王子様は泣きながらユウ先輩の肩を叩いていて、マシロは泣きながらユウ先輩に抱きついている。一体何を話したんや?
「あー、もううっとうしい!飯が出来たから食べるぞ。ほれ、ポロワスも来たぞ」
「うむうむ、お前達も苦労していたのだな。取り敢えず食事だ。ポロワス、報告は食事の後で」
「はぁ、分かりました」
「ほら、飯を配れよダイ。」
「分かってますって、それじゃユウ先輩机出して下さい」
「了解」
ユウ先輩が土魔法で作った机の上に料理を並べていく。
「村人も全員集めろ。取り敢えず飯を食べるぞ」
ユウ先輩の声に村人は集まり、でかい机を囲む。
「それでは、全員席に着いたな。それではいただきます」
ユウ先輩の号令の後に続いて村人達も食事を食べ始めた。
今回は無事に終わったけどこれからどうなるかは分からない。
一体何時になったら還れるのやら。早く還りたいなー




