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第二十話

あの国を出発して三日がたった。特に何事も無く平和な日々を過ごしている。このまま目的地までつけたらいいなーっと思います。


「おーい、ダイよ。現実逃避するんじゃない。目の前の問題から目をそらすなよー」


「はっはっは、何言ってるんすかユウ先輩。問題なんて何にもないっすよ」


「ノリ兄、ダイ兄はどうしたの?」


「さあね。取りあえず目の前の問題を片付けてから本人に聞いてみたらどうだいマシロ?」


「わかった!」


全くユウ先輩もノリ先輩も何を言ってるんだか。問題なんて何にもないさ。


そう、目の前に土下座をしている団体なんて俺には見えない。ちょっと離れた位置にいる縛られている団体も俺には見えない。


「あ、あの戦士様。どうかなさいましたか?」


長老みたいな人が何か言ってるけど俺には聞こえない。


「ダイよ。長老みたいな人ではなくこの村の長老らしいぞ」


「だからユウ先輩は人の心を読まないで下さいよ!わかってます現実逃避してただけです」


「何怒ってんだ?取りあえず長老達の話を聞くぞ。さっさと終わらせて次の町へ行くぞ」


「だったら面倒事に首を突っ込まなければよかったんじゃないっすか?」


「しゃーないだろ!マシロが助けたいっていったんだから」


「・・・ごめんねダイ兄」


「ちょっ!マシロのせいじゃない!俺も納得してやったんだから気にするな」


「本当?」


「ああ、本当だ」


「やったー!師匠~ダイ兄に許してもらったよ」


「よしよし、じゃあダイよ!目の前問題も片付けるか!」


「わかった、分かりましたよ」


はぁ~、何でこうなるかな。たった数時間前までは平和な旅路だったのになー。


ーーー数時間前ーーー


ノリ先輩に馬車の操縦を習って遂に一人で出来るようになって、ノリ先輩と交代で行者をやっている。ユウ先輩は馬車にミラージュをかけて魔物をやり過ごしたりマシロの訓練などをやっている。


「よし、この辺で少し休憩するか」


「了解っす」


「じゃあ、私がお昼ご飯を作りますね。マシロも手伝って下さい」


「わかったよノリ兄」


「じゃあ、俺とダイで周囲の警戒だな」


「わっかりやしたー」


「あと、ダイはゴーレムの練習もしておけよ。そろそろ実戦でも使える物にしたいしな」


「は~い、了解っす。ユウ先輩はどうなんすか?新しい魔法を考えてるんすよね?」


「おう、実はもう出来てるんだよな!あとは実戦で試すだけだ」


「まじっすか!どんな魔法です?」


「それは見てのお楽しみだ。飯を食ったら見せてやるよ」


「楽しみっす。とりま見張りしながらゴーレムをもう少し鍛えます」


「そうしろ。最近マシロも強くなってきたからな。ぼやぼやしてたら追い抜かれるぞ」


「それは勘弁っすよ!まだまだ弟子には負けないっす」


「そうだろ?だったら・・・」


「ん?どうしたんすかユウ先輩?」


「なんかこっちに走って来る奴がいる」


「!!魔物っすか?」


「いや、この感じは違うな。取りあえずノリ達と合流するぞ」


「了解っす」


すぐにノリ先輩達と合流して隠れて走って来る奴を待っていた。すると森の中を走っている奴が現れた。


見た感じはどこぞの村娘みたいだった。ただ全身に傷があるように見える。服も所々破けているし、なんか厄介事みたいだからこのままスルーしようとしたら村娘を追って二人の男がやって来た。


このままだと村娘は男二人に捕まって同人誌みたいな展開になるんじゃ!なんて考えてると俺の後ろからマシロが飛び出した!


「貴方達!何をやってるんですか!」


マシロはそう言うと村娘と男二人の間に立っていく。


「なんだこのガキは」


「さあな、ただ俺達の姿を見られたし生かしてはおけんよな」


「そうだな。残念だったなガキ。見て見ぬフリをすればまだ生きれたのにな」


「・・さい」


「あ?何だって?怖くて震えてるのか?声が小さくて聞こえないぞ」


「黙りなさい。あんた達なんて私の師匠達がやっつけるんだから!」


「ぷっ!あはは、じゃあ今すぐ呼んでこないとな!」


「そうそう、俺達がお前を殺るのに五秒とかからないんだからな」


「いらん心配だな。だって既にお前達の後ろにいるんだからな」


「なっ!」


ユウ先輩、いつの間に移動してるんだ?まあこれで片付くだろう。


「さてと、ただお前達を倒すだけじゃ勿体無いから俺の実験に付き合って貰うかな」


「何を訳の分からん事を言ってる。これでも食らえ」


そう言って男がユウ先輩の腹に向かって剣を刺した。・・・えっ!刺したの!ってか避けないのユウ先輩!


飛び出そうとした俺をノリ先輩が止める。


「なんで止めるんすかノリ先輩!ユウ先輩が刺されたんすよ!」


「落ち着きなさい。よくユウ先輩を見てみなさい」


そう言われてユウ先輩の方を見るとユウ先輩を刺したはずの男が驚いた顔をしている。それにユウ先輩は無傷で立っている。


「あれ?なんで?確かに刺されてたはずなのに」


「ああ、ダイは知らなかったのですね。あれはユウ先輩が新しい魔法を使っているんです」


「えっ!なんか練習してるとは聞いてましたけどなんで刺されて無傷なんですか?」


「目に魔力を集中してユウ先輩を見れば分かりますよ」


言われてユウ先輩を見てみるとなんとユウ先輩が鎧を来ている!あれ?さっきまで私服だったはずなのにいつの間に!


「見えたかい?」


「はい。ってかなんなんすかアレ!俺何にも聞いてないんすけど!」


「あれがユウ先輩の新しい魔法だよ。自らの魔力

を鎧として体現し装着する。名前は確か・・・」


「魔導甲冑だ」


「あれ?聞こえてましたか?」


「これを装着すると見聞きが良くなるからな。どうだ?カッコいいだろダイよ」


確かにカッコいいが魔力を通して見ないと見えない鎧ってヤバくね。なんつう発想力してるんやこの先輩は!


ユウ先輩はそのまま二人を瞬殺した。まあまだ息はしてるから死んではないんだが。ユウ先輩の動きがヤバイ!目で追えない!あの動きはあれか!スーパーナントカ人みたいなやつなのか!


「ふう、やはりまだ魔力の消耗が激しすぎる。五分位が限界だろうな」


「いや、五分でもすごいっすよ!あれ俺も出来るんすか!」


「練習は必要だが出来るだろう。今はマシロも練習中だからな!」


「まじっすか!マシロも出来てるんすか!」


「まだ全然だ。魔力量が少ないからな」


「う~、頑張って出来るようにします」


「慌てなくてもいい。ゆっくりと成長すればいい」


「はい!師匠」


「なんかユウ先輩はマシロに甘いっすよね~」


「うん?そうか?」


「そうっすよ」


「はいはい、その話はあとでしましょう。取りあえず目の前の問題から片付けましょう」


そう言って村娘に語りかけ始めようとすると村娘の方から話し始めた。


「あ、あの、ありがとうございます。おかけで助かりました」


「いえいえ、どういたしまして。ところで何故貴方はあの二人組に追われていたんですか?」


「はっ!そ、そうです。お願いします。む、村を!村を助けて下さい」


話を聞くとこの先にある小さな村が盗賊のような集団に襲われているとのこと。っで隙を見て逃げて助けを呼ぼうとしたけど見つかって追われていたってことらしい。


マジかよ!漫画やゲームでよくあるシチュじゃん。漫画やゲームの主人公なら助けにいくんだろうけど生憎とこちとらリアルだからな!こんな危ない所に行く訳ない・・・


「勿論助けますよ!私の師匠達なら簡単に助けられます」


「ほ、本当ですか!!」


「本当です!ね、師匠!」


マシロがめっちゃキラキラした目でユウ先輩を見ている。効果は抜群だ!


「はぁ~、仕方ない。今回だけだぞ」


「いくんすか?ヤバくないっす?」


「ガチでヤバかったら速攻で逃げる。あくまでも俺達の命を大事にだ」


「しょうがないですね。では馬車に乗って下さい。急いで村まで行きますよ」


「あ、ありがとうございます。本当にありがとうございます」


その後村に着いて盗賊を撃退する。えっ戦闘シーンはないのかって?

ユウ先輩が魔導甲冑で無双して終了だった。俺やノリ先輩が少し狙撃をして終了だった。


っで最初の展開になったって訳。こっからどうなるのやら。あー早く還えりたい。

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