第一話
さて、カヤとかいう騎士に連れてこられた部屋は多分この国では豪華な部屋なんだろうな。部屋は広い。3LDKぐらいあるんじゃないか?それにあの広いベット。俺達三人で寝てもまだ二人ぐらい寝れるぞ。あと天井にはシャンデリア!初めて見たな。これぞ金持ちって感じだよなー。
部屋を見ていると後ろにいる騎士カヤが
「今日はここで寝てくれ。あと何か用事がある時はあの机の上のベルを鳴らせ。メイドがくる。そして今日はこの部屋から出るな。わかったな」
そういうとカヤは部屋から出ていった。それを確認するとユウ先輩が
「さてと、とりあえず確認だがお前等は俺の知ってるノリとダイだよな?確認のため三人で確認しあうぞ」
「ユウ先輩どうやって確認するんです?」
「それぞれ自己紹介していく。っで終わった後に質問をしていく。なるべく過去の出来事を確認していくぞ」
なるほど、それなら自分達を再確認できる。
「まずは俺からだ。俺の名前は松山遊星お前等からはユウと呼ばれている。年は今年で25歳だ。仕事は介護福祉士。さて質問は?」
「家族構成は?」
「妹が一人と弟が一人」
「どこに住んでます?」
「今は静岡県」
「OKです。じゃあ次は私。名前は竹海徳光貴方達からはノリと呼ばれています。年は今年で20歳。仕事は清掃員。さて質問は?」
「どこ中学出身?」
「松ノ柏中学」
「兄弟は?」
「兄が一人」
「OKっす。最後は俺ですね。名前は梅川大騎年は今年で18歳っす。仕事は銀行員。質問あります?」
「兄弟は?」
「兄が一人と弟一人」
「好きなアニメは?」
「ガン◯ム」
「OKだ。とりあえず三人はこっちにくる前と変わってないな。っでこっちに来ることになった原因は分かるか?」
「召還されたんだろうけどなんで私達なのかは分からない。あと来る前にあった地震が関係あるのか?」
「ぶっちゃけ分からないっす。気が付いたらあの 魔方陣の中にいましたから。」
「だよなー。俺も一緒だ。ただ三人共住んでる場所は違うし距離もかなり離れている。それなのに同時に地震を感じたってことはあれが予兆だったんだろうな。その前は?」
「確か地球防衛してましたね。蟻や蜘蛛達から。まあゲームですけど」
「けど前からやってましたよね?特別なことは何にもしてないですっよね?」
「そうだよな。まあそれは分からないから置いといて、これからをどうするか?」
「明日には王様と謁見ですね。どうします?」
「俺王様となんか話せないっすよー。不敬罪とか言われそうっす」
「・・・明日は俺が代表として話す。っで今のうちに話す内容を考えるぞ。」
「えっ、ユウ先輩大丈夫っすか?敬語とかわかります?」
「ダイよお前が普段俺をどう思ってるかわかったわ。とりあえずこっちへこい。タワーブリッジきめてやる」
「か、勘弁してくださいよー。ノリ先輩止めて!」
「今のはダイが悪い。とりあえず質問考えるから適当なとこで止めろよー。」
「任せとけ!とりあえず自分の体に異常がないか確かめるわ!」
「ちょっ!ユウ先輩、それを俺っちでやんないで!中学の頃それやられてマジで痛かったんだから!」
俺の悲鳴を危機ながらノリ先輩は質問を考えて時折ユウ先輩と相談している。ってかユウ先輩タワーブリッジしながら答えるのやめて下さい。痛いって痛い!腰が!曲がらないからそれ以上曲がらないから!
一時間程の話をした後にベットに入った。三人で交代で見張りをすることにした。無いとは思うが一応警戒はしておく。眠る前に思う。実はこれは夢で目が覚めるといつもの部屋にいるかもしれないって。淡い期待をしながら俺は眠りについた。




