君ギャップがあって面白いよ
ここはパソコン室そこに一人でパソコンのモニターに向かって何かを見ていた。
「う~んこの絵は傑作だな~。この作者誰なんだろう?気になるな~」
「このIDを探ってみるか・・・えっと・・・『都立清流中高一貫校』ってこの学校?て事は
この名簿にいるかな・・・ハンドルネームは『うずキング@大王』って変わった名前だな・・・
とりあえず『卯月』と言う名前はいるのか・・・」
菊谷はパソコンの横に置いてあった名簿を見ているといきなり目を開き。
「ビンゴ!『卯月 悠樹』か・・・。ではうずきんぐ氏に会いに行くか・・・」
「ん?どうした?足傷ついてるじゃないか・・・大丈夫か?治してやるからちょっと待ってろ」
卯月は校舎裏で怪我をしている猫を見つけ手当てをしていた。
「やっと見つけましたよ~うずキング氏見た目と違ってなかなか優しいですね~」
「用事は何だ?冷やかしなら帰ってくれあとその名前で呼ぶな!」
卯月は猫の手当てをしながら話していた。猫はボーっとしながら卯月を見ていた。
「pixivの絵を拝見したのでどの様な人なのかな~思って探したら貴方になった訳です」
「どうやって探せるんだよ?」
「おや?貴方はいやうずキング氏はボクがパソコン部のホープだと言うことは
ご存知ないのですか?」
「あぁ何だお前か・・・pixivの批評家の名称を持ってるって噂だがホントなのか?」
オタクは仲間を見つけると自然と仲間意識を持つと言うのは
満更嘘ではないという事実が分かった菊谷は
「近所にゲームセンターがあるのですが勝負してみる?」
「ちょっとお手並みを拝見をしたから最新の鬼畜ゲームをプレイしてくれる?
オレのハイスコアを2万上回ったら戦ってやるよ。まぁ無理だと思うが」
菊谷はそう聞くと目を輝かせ
「久々に面白い人と戦えるよ。君は前回優秀成績を出して優勝したんでしょ?
まぁ期待しててよ」
卯月と菊谷はお互いに火花を散らしながらゲーセンに向かった。
「嘘だ・・・オレの記録をこうもあっさり破るとは・・・」
最新機種の『デッドブレイク』というシューティングゲームのハイスコア
『230000点』を簡単に抜き『465000点』を採っていた。
「ちょっと今日は調子悪いな~てか人だかりが凄いね~」
「これで調子悪いだと・・・ゲー研が製作をした奴が・・・」
「ゲー研?あの糞ゲーばっか作ってる部活が作ったの?」
「糞ゲーだと・・・こうなったらお前に勝つまで戦い続ける!店長今から
大会チャンピオンvs無名プレイヤーで実況してくれ」
卯月は闘争心に燃やしていた。
「つ、強い!!オレが50連敗だと・・・もう潮時か・・・」
観戦客は「大丈夫だキングはキングのままだ!修行を積めば勝てる!」
などと口々に励ましていた。
「うわ・・・やっぱりいた・・・マジ最悪・・・」とどこかからか聞き覚えがある声が聞こえた。
あれは幻聴だ聴こえないフリをしよう・・・。
「あ、あの清流校の望さんですか?よろしければ後でお話できませんか?」
「ん?そうだけど今は連れがいるから無理だよ?」
「で、ではメアドだけでも」と寄って来るのでメアドを交換して別れた。
パソコン室に戻り『難関ゲーム攻略』と言う評論文を書いていた。
久しぶりに書くが文才は衰えていなかった様だ。
『転校生はアイドル!?』短編集 解説
『俺がこんな服似合う訳が無い』
これは某アニメの題名に酷似していますが全く関係ないです。
時間帯はお昼くらいでしょうか・・・。何だか微笑ましい光景ですね。
僕もこんな光景を体験したいです。
『君ギャップあって面白いよ』
これは菊谷美香の兄である菊谷望とオタク不良青年の卯月悠樹のお話です。
木戸、菊谷(妹)、雪野の三人で服を買いに行って帰りにちょっとゲーセンを見たら
菊谷(兄)と会ってしまってまぁ実質直接ではないけど・・・
ここで疑問があると思いますよね?卯月が何で気付いていないのかということを
実は卯月は裏で店長にゲームの調整をして貰って勝とうとしていたんですね~。
下衆な行動しますね~流石不良(ビシッ!)
長い話に付き合って頂き誠にありがとうございます。では