人工知能との生活3
すいません!寝そうなのでここで上げときます!
【-うじ。修二。起きてください】
聞きなれた機械音がどこからか聞こえるが意識はまだまどろみの中。覚醒するにはほど遠く、眠気に勝てず瞼が自力では持ち上がらない。布団の温かさも凶悪で、部屋の寒さもあってか抜け出すことは困難を極めた。ぬくぬく。
【起きなければ、フォルダの中身と履歴をネット上にばら撒きますが】
ガバアッ!
「このポンコツAI、ウイルスぶち込んでやる」
脳内で自身のプライバシー警報発令。反射的に布団をはねのけ、憎き敵であるパソコンの前へと滑り込む。しかしそこで異変に気付く。パソコンの電源が入っていない。いつもなら勝手にしゃべり始めると同時に電源が入るのだが、入っている様子はない。顎に指を添え様子を見ていると、わきに置いてあった携帯に明りが灯った。
【こっちですよ、といっても私は聡明なAIですが】
「うおっ!?」
普段起こらない出来事に変な声をあげてしまう。
【その様子だと経緯は覚えてなさそうですか】
呆れたように言われ、必死に昨夜の記憶を思い出す。・・・そうだ。たしか携帯にデータ移行をしようとしていたんだったか。寝ている間に終わらせておくとのことだったが完了しているようだ。
「移行できたんだな」
【聡明ですから】
聡明な奴は聡明なんて言わない。あえて難しそうな言葉選んでるあたりも鼻につく。
パソコンから携帯へと舞台が変わろうとすることは変わらず、会社に向かう準備をしながら軽口を叩き合う。皮肉屋と鼻につくやつ。人とAI。不思議なものだ。
仕事着に着替え終わり会社用バックを持って出勤開始。
いつもと変わらない通勤道。それも胸ポケットに入っている異物のせいか、今までにない起こされ方をしたせいか、新鮮に感じてしまう。
続きはすぐ上げますので!




