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人工知能の軌跡2

この前の続きからです。読みづらくてすいません。

 店員は質問に苦笑いしながらも答えてくれた。

 「恐れ入りますが、価格が低いのはクオリティが低いからではございません。モバイルパソコンはデスクトップ型などとは違う部分も多いためこの料金で提供しております。しかし、スペック・処理速度ともに平均以上のシステムではあるためご安心ください。もしご使用中に不明な点・不安な点がございましたら、いつでも対応いたしますので!」

 説明を聞きながら途中で口を挟もうとしたが、怒涛の説明に気圧され押し黙る。そのあとも何回か気になることを質問したが、丁寧に返されたので最終的には眉と口をゆがめながら購入することになった所存である。


 帰宅すると早速パソコンを取り出し、設定を行った。初期設定、ネットワークの設定、壁紙、周辺機器の設定、使用したい各サイトへの登録。一通り終わるころには15時を回っており、現在はコーヒーを淹れてネットニュースを閲覧しているところである。いつもはテレビで見ているので、見たい内容のものがすぐに見つかりなかなかに便利である。ページをスライドしていると、右下のお知らせアイコンがピコンと音を鳴らした。クリックすると、【音声認識ガイド・コルタナを使用してみませんか?】というウインドウが表示された。

 音声認識ガイド。知識としては軽く知っている。携帯電話の音声案内と同じで、声に反応してパソコン内のコンテンツを探したり、ネットを開き検索したり、メールソフトを開いて文を作成したりする画期的なシステムだ。だが、実際は声が認識しづらかったり、誤認識で別のものを検索してしまったり、傍から見るとパソコンに話しかけるイタいやつだったりとお楽しみ要素的な一面が拭えない。

 幸いなことに現在は部屋に一人なので後者はクリア。設定も終わり、早急な用もなく暇になったので【開始する】の項目をクリックした。その次に出てきた説明を見る限り、使用したいときにはパソコン下部のマイク個所に向かってコルタナ、と声をかければいいらしい。すぐに試してみる。

 「ん”ん”~。こ、コルタナ~」

 いくら一人しかこの場にいないといえども、気恥ずかしさは消えない。声が震える。

 【初めまして使用者様。音声認識ガイド・コルタナと申します。以後末永くよろしくお願い致します。よろしければ使用者様のお名前をうかがってもよろしいでしょうか。】

 疑惑の判定ではあったがどうやら認識されているらしい。認識されずにのたうち回る事態は避けられたので、息を整えて再び話しかける。

 「使用者の名前は今田、修二・・・だよ」

 パソコンに話しかけているという稀有な状況からか語尾が安定しない。

 【認識しました。威魔堕・終痔様ですね。】

 「ぜっ!全然認識できてないよね。どう考えたって今田は変換したときに一番上に今と田んぼが出てくる、修二の部分なんか俺を痔だって完璧に決めつけてるし!」

 出力された自分の名前は、見たこともない変貌を遂げており思わず早口で突っ込んでしまう。言った後に自分の恥ずかしい行動に気付き口を抑える。何をパソコンの音声認識ガイドに突っ込んでるんだ、誤字だってあるだろう俺は小姑か。反省している間に、またピコンと文字が出力される。

 【失礼しました。まだアップデートが完了しておらず誤字が発生しております。快適に操作できるようになるまで数分お待ちください週痔様】

 「失礼重ねてんだろ!週一で痔になってるみたいな名前にすんじゃねえ、俺の尻の衛生状態どうなってんだよ!」

 言い終えるとまた【認識中・・・】と表示される。さっきからだが、声の速度も大きさも安定していないのになぜ認識できるんだ?前に友達の携帯のアプリでは、もっと遅くはきはきとしゃべらなければ認識できなかったが。ピコン、とまた認識成功。

 【重ね重ね失礼しました。修二様。現在の使用者として登録させていただきます。また御用の際はお呼びください。いつでも待機していますので。】

 ・・・ようやくまともに登録したか。てかアップデートなんかしてないだろ嘘っぱちめ。

 度重なる機械とは思えない反応にバグかウイルスか疑ったが、そのあとに勝手にボラギ〇ールを検索しているあたりどちらでもないと判断。静かにパソコンを閉じた。


一回文が全部消えまして、思い出しながら書き直したんですが今回はここまでで。

なるべく早く完結するつもりなので~

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