エピローグ
朝。
【シュージ。アサ。アサ】
どうやら仕事場でそのまま寝てしまったようだ。できの悪い目覚ましロボが耳元で喚いている。頭部に触れると、指紋をスキャンし機械音は停止した。
そばにあった鏡を見ると髪はぼさぼさ、髭は少し伸びていて目は悪魔のように充血していた。
「うわっ、教授!また泊まり込んでたんですか!?」
「ちゃんとしたとこで寝たように見える?」
「はぁ、たまには家に帰ってくださいよ」
呆れたように言われ、ぽりぽりと頭をかく。その行為によってふけが量産され、今日は帰宅しようかなと思い直す。
携帯を開くと時刻は9時を回っていた。待ち受けには【親友だからです】と書かれたメールの一文。傍から見ると質素の極みだ。
欠伸で顎を外しそうになりながら、白衣に袖を通しラウンジへと向かう。
「「おはようございます!」」
そこにいた人たちが一斉に挨拶してくる。
「遅れてすまん!早速今日も研究を始めようか!」
今田修二。人工知能研究所所属。【人工知能との生活】という論文で脚光を浴び異例の出世を遂げた人工知能研究の第一人者である。
おわり
数年ぶりに一つの話を書き終えることができました。いろんな終わり方を考えましたが、もともとそんなに長くしたくなかったので、このエンディングを選びました。AIの知識など全くないのでほぼ想像なので、至らないとこはあしからず。パソコンの音声認識がAIだったらという仮定をテーマにしました!登場人物が少ないのは話を長くしたくなかったのと、短い間にもより二人に焦点を当てるためにそうしました・・・。
ここまで読んでくれた方はありがとうございます。アクセス数やブックマーク、ツイッターの反応などはだいぶモチベーションにつながりました。読む人がいなきゃ小説じゃないなと改めて実感したものです。また小説を書こうと思うので、そのときはよろしくお願いします!!




